こちらの記事で Fedora 11 Preview Release での ATOK X3 for Linux 使用において、変換候補の解説ウィンドウ表示に不具合がある旨を書いた。
また、あとになって気づいたのだが、Atokパレットから環境設定や辞書登録などのユーティリティを起動することもできないこともわかった。
しかし、こうした不具合はF11PRに限った話ではなく、GTK+ 2.16 を使ったシステムで起きる不具合だったようで、Ubuntu 9.04 でも同じような現象が起きていたらしい。
というわけで、ジャストシステムから’アップデート・モジュール配布のお知らせが来た。
▼ATOK X3 for Linux Ubuntu 9.04(GTK+ 2.16) 対応モジュール▼
support.justsystems.com/qadoc?QID=044668&m=jui4x01
(ファイルサイズ:約68KB)
─────────────────────────【回避項目】
本モジュールの導入により、以下の現象を回避します。
…………………………………………………………………
・Ubuntu 9.04(GTK+ 2.16の環境)で、ATOK X3 for Linux の
電子辞典検索ウィンドウ、同音語用例ウィンドウ、解説ウィンドウ、
ATOKパレット(縦型に切り替え時)が正しく表示されない現象
ぱっと見で「Ubuntu 9.04」が目に入ったので関係ないかと思ったのだが、よく読むとGTK+の問題らしい。
試しに導入してみた。
インストーラなどはない。
ダウンロードしたファイルを展開するとできる /opt/atokx3/lib/client/jsgtkext.so を入れ替えるだけ。
念のためバックアップを取ってから差し替えたが、不具合が解消され、こうしてちゃんと動作している。
こうしてアップデータを出してくれるのはありがたいが、最近のシステムにも根本で対応したニュー・ヴァージョンの ATOK for Linux のリリースが望まれる。
と、真面目に締めてみる。