フリー・ソフトウェアとしての平沢進

「ASCII.jp」に、四本淑三による平沢進インタヴューが掲載された。

ソロデビュー20周年記念・平沢進ロングインタビュー【前編】
「私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない」 本人に聞いてみた
ascii.jp/elem/000/000/482/482115/

ソロデビュー20周年記念・平沢進ロングインタビュー【後編】
平沢進が語る、音楽の新しいスタンダード
ascii.jp/elem/000/000/484/484998/

近年の平沢進の立ち位置や態度というものを知るうえで格好のインタヴューであり、類がないほど優れた平沢分析になっているだけも素晴らしいのだが、既存の音楽産業の問題点やネットを中心とした新しい音楽シーンを知るという意味では、平沢進に興味のないひとも読むべきテキストになっている。

そこでちょっと便乗する形で、インタヴューでもキイ・ワードとなっている「フリー・ソフトウェアとしての平沢進」について少し書いてみたい。
「フリー・ソフトウェアとしての」といっても、平沢進は音楽そのソースコードにあたる出力前の音楽データを公開しているわけでもないし、GPLやCCに則って音楽配信しているわけでもない。
再配布や改変については(建前上は)制限が加えられている。
だから、ここで言うのはもちろん厳密な言葉の意味での「フリー・ソフトウェア」ということではない。
ここでフリーでオープンというのは、態度や心意気の話である。
だからこそ、書籍『音楽産業廃棄物』のP-MODEL篇を「Open Source」と名付けた。

さらに、ここに「ハッカー・スピリット」という言葉を加えてもいいだろう。
「必要なら、ないものは作っちゃう」「とりあえず用が足りればよい」という感じでガシガシやっちゃう「hack」という言葉のイメージはここらへんをご覧いただきたい。

山形浩生 Hackについて
cruel.org/freeware/hack.html

平沢進のハック精神を知るために、ちょいと82年にまで遡る。
このころ平沢は、自作サンプリング・マシンの「ヘヴナイザー」をP-MODELのライヴで使っていた。
ヘヴナイザーは83年リリースのP-MODEL『不許可曲集』や84年リリースの旬「(I)-Location」などの作品でも使われ、業界関係者から「平沢は宝くじに当たったに違いない」とウワサされたそうである。
当時、サンプリングマシンはジ・アート・オブ・ノイズなどのサウンドで知られるようになったが、数100万円〜1000万円もする高価なシロモノで、平沢進にそんなものを買う金があるはずもなく、徳間ジャパンにもそんな機材を買う資金はないだろうから、いったいどうやってあのサウンドを作ったのだろうといぶかしく思ったというわけだ。

ご参考
www.asahi-net.or.jp/~AH9Y-NKJM/NAIYO/comment/text_e.html

つまり、そのサウンドを聴いた者は、イミュレータだのシンクラビアだのを使ったのかと思ったわけだが、もちろん実際にはヘヴナイザーに同等の機能があったわけではない。
エヴァンスのテープ・リヴァーヴの消去ヘッドにオン/オフのスウィッチをつけ、シンセサイザーのゲートブロックを通したというシロモノで、デジタルなサンプリング・マシンよりはむしろメロトロンに近いアナログ機材だったわけだ。
しかし、ここで重要なのは、貧乏を努力と創意工夫で乗り越えたということではない(笑)。
自分の望む効果さえ得られれば、あり合わせの素材でかまわない、という態度である。
そのうえ世間を騙せたら愉快というひとの悪さ。
これは今まで続く平沢進の一環した態度である。

──ライヴではデジタルのシーケンサーは使ってなかったんですか。
中野 持ってなかったんじゃないかな。シンセサイザーに内蔵の簡単なものはありましたけど、それをドラムと同期したりするっていうことはなかったです。「カルカドル」のイントロとかはテープでしたよ。
高橋 「OH MAMA!」とか。
中野 「OH MAMA!」はすごかっただろう。間奏の女性コーラスの部分って、カセット・テープのポン出しなんですよ。同期もなにもしてないんですよ。高橋くんが演奏しながらやってるんですよ。頭出しも勘なんですよ。シーケンス的なものも手弾きでやったりとか。私なんか「おやすみDOG」の16ビートの単調なフレーズを、ずーっと生でやってましたから。
高橋 今だったら、シーケンサー使ってなんとなくやってるところを、全部肉体労働でこなしてたんですよね。
中野 でも、あれは必然です。P-MODELは、今ある機材や素材の中でやりくりするっていう。原始的だし、乱暴だし、それを疑いもしないし。そこがよかったのかもしれないんですけれども。
──あ、基本的な発想がね。なければ作るとかね。
中野 自作派ですね。なきゃ作るっていうのは、いい考えですよね。
高橋 長ーい30mのMIDIコードとかも必要で、でも売ってなかったりするじゃないですか。そういう時って3人で半田付けしてたりとか。
(書籍『音楽作業廃棄物』中野テルヲ/高橋芳一対談より)

インタラクティヴ・ライヴにしろ、ソーラー・ライヴにしろ、広告代理店が入り、巨大スポンサーがついて、金に糸目を付けずに、機材やスタッフを使いまくってやったとしても、それは意味がないことだと平沢はよく言う。
リスナーに「自分にもできる」と思わせないと意味がないのだと。
初期のインタラクティヴ・ライヴなんて、コンピュータの素人である平沢が自分でスクリプトを組んでAmigaにやらせたわけだが、スポンサーの名乗りを上げた某有名国産コンピュータ・メーカに対して平沢が「同じことできますか?」ときいたところ、うなだれて帰っていったそうである。
しかしながら、平沢リスナーは、自分たちなりに「似たこと」ができるようなシステムを考えて、インタラクティヴ・ライヴの「コピー」までやってしまったのだ。

すべてそうだなのだ。
なるべくなら民生機を使って、なるべくならプロ用機材を使わない。
なるべくならフリー・ソフトウェアやフリーウェア、無料のサーヴィスなどを活用したい。
こういう姿勢はほんと変わらない。

だからこそ、以前のインタラクティヴ・ライヴはPeerCastでP2P中継したし、今年はUstreamやStickamでライヴ中継し、Skypeを使ってユーザをつないだ。
オフィシャル・サイトの構築に XOOPS Cube や WordPress, ZenCart といったフリー・ソフトウェアを使っているのもそのためだ。
やろうと思えば、誰だって投稿サイトやSNSを利用するなり、自分でポータル・サイトを作るなりして、音楽配信なんてできるのである。

ハードディスク・オーディオ・レコーダが民生機となった時点で、ローランドのVSシリーズ(Digital Studio Workstation) を導入し、プライヴェート・スタジオでの制作に完全にシフトした。
音が悪いと言うリスナーもいたけれども、MP3にしてもなんにしても、平沢はツールとしてそれらを使うことに意義を見出していた。

Amigaのシーケンス・ソフトの Bars&Pipes は現在オープンソースのフリー・ソフトウェア BarsnPipes として配布されているが、自ら「フリー・ソフトウェアで作曲するプロ・ミュージシャン」と平沢は誇らしげに語る。
さすがに音源ソフトやDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)はプロ用を使っているが、素人で手が出ないというほどではない。
そして、プロ用機材や高いソフトウェアを使用する時、平沢は恥ずかしそうにする。

冒頭で掲げたインタヴュー記事で平沢進は自己分析して次のように語っている。

  • 音楽の「資本主義と相容れない性質」をある程度、体現できているということです。
  • 平沢は「管理された商品」に見える一方で「フリーウエア」にも見えるという矛盾。ここにそういう現象の芽があると思えますね。
  • そういう質感を持たなけりゃいけないんだよね、ミュージシャンは。

そうした「平沢進像」を作り上げているひとつの要因が、ここまで書き連ねてきた平沢進の態度である。
フリー・ソフトウェアやオープンソースといった概念は、90年代までは、空想的社会主義のような理想主義と見られていたはずだ。
しかしながら、現在では従来の資本主義的ビジネスモデルを根底からひっくり返すような革命を起こしてしまった。
もはや、パッケージ・ソフトを売るだけの商業形態は半ば崩れてしまっている。
これは音楽についても同じである。

MP3配信を始めた当初、平沢進は「昔ならたくさんの血が流れたような劇的な変化が、ネットのなかでは無血で静かに進行している」と語っていた。
そうした変化を音楽シーンに波及させてしまった一端を、平沢進は確実に担っている。

なお、文中ではわざと「フリー・ソフトウェア」と「フリーウェア」をごっちゃにして書いたが、本来は違うものです。

XOOPSのUTFなお引っ越し その2

前回はデータベースの引っ越しについてぐたぐたと書いたが、今回はXOOPSの設定などについて。

1) ファイルのバックアップとリストア

sshで入って xoops_root_path と xoops_trust_path で指定したディレクトリを丸ごとtgzで固めよう…と思ったら、root_path側は圧縮中にタイムアウトする。
負荷が高すぎるのでプロセスがkillされたようだが、たかだか2GBくらいでタイムアウトとは、どんだけ弱いサーバなんだ。
(しかし、移転先のサーバも3分以上継続されたプロセスはkillされるのでレストアでもひやひやした)
というわけでいくつかに分けてバックアップを取る。

xoops_trust_pathはそんなに容量がないが、エラーが出る。
sessionやcacheディレクトリに所有者がapacheのファイルができてしまっているためだ。
これらは削除しちゃってもかまわないのでだが、特定ディレクトリやファイルを除外して圧縮バックアップするにはこんな感じ。

まずは除外したいディレクトリやファイルを記述したファイルを用意する。

xoops_trust_path/session/*
xoops_trust_path/cache/*

こんな感じで書いて適当なファイル名(この場合はhoge)で保存。

$ tar cvzXf hoge xoops_trust_path.tgz xoops_trust_path

なお、cronで行う場合はフルパスで書かないとエラーが出ることがある。

で、固めたファイルを新サーバで展開すると。

2) mainfile.phpの書き換え

mainfile.php や.htaccess を新サーバの環境に合わせて書き換える。
たいていの場合は xoops_root_path と xoops_trust_path のフルパス、データベース名、データーベースのユーザ名、パスワードくらいで済むはず。

3) 文字コードの変換

XOOPS Cube の場合は言語ファイル以外のPHPファイルに日本語が直書きされている部分はほとんどないはずだが、モジュールによってはあったりするので、そういう日本語ファイルがあればUTF-8に変換する。
移転したサイトの場合、PHPファイルに日本語なかったが、テーマのHTMLファイルには日本語あるので、変換した。
また、言語ファイルをカスタマイズしていたり、古いモジュールなどでUTF8の言語ファイルが用意されていない場合は、langage/japanese をディレクトリごと ja_utf8 としてコピーし、文字コードを変換する。


$ cp -r japanese ja_utf8
$ cd ja_utf8
$ find . -name "*.php" -print0 | xargs -0 nkf -w -Lu --overwrite

深い階層のファイルまでいっぺんに文字コードを変更する場合には、まずスクリプトを用意。


#!/bin/sh
nkf -w $1 > TEMP
mv -f TEMP $1

これをたとえばhenkan.shというファイル名で保存し、たとえばxoopsというディレクトリ以下全体にあるphpファイルの文字コードを変換する場合。


$ find xoops_root_path/xoops -name '*.php' -exec ./henkan.sh \{\} \;

*円記号に化けている箇所はバックスラッシュ

参考
www.e-tsuyama.com/cgi-bin/blog/ms.cgi?ShowDiary_file=/zencart/1177140934&blogid=20&t=sketch

4) パーミッション

casheやuploadなど書き込み可能にしなくてはならないディレクトリのパーミッションをチェックして、必要に応じて変更。

5) 言語選択

cubeUtilsで、言語切換をしている場合は、以下のファイルを書き換える。
conf_ml.ja_utf8_sample.php として設定例が用意されているので、それをコピーすればいける。
xoops_root_path/modules/cubeUtils/include/conf_ml.php

日英で切り替えてきる場合は、以下のファイルの最後の部分、210〜220行あたりを書き換える。
xoops_root_path/modules/legacy/language/english/global.php

変更前

if (!defined('_CHARSET')) {
define('_CHARSET', 'ISO-8859-1');
}
if (!defined('_LANGCODE')) {
define('_LANGCODE', 'en');
}
// change 0 to 1 if this language is a multi-bytes language
define("XOOPS_USE_MULTIBYTES", "0");

※EUC環境で変更していた場合は「ISO-8859-1」ではなく「EUC-JP」に変更されているはず。

変更後

if (!defined('_CHARSET')) {
define('_CHARSET', 'UTF-8');
}
if (!defined('_LANGCODE')) {
define('_LANGCODE', 'en');
}
// change 0 to 1 if this language is a multi-bytes language
define("XOOPS_USE_MULTIBYTES", "1");

「ISO-8859-1」の部分を「UTF-8」に変更し、マルチバイトの設定を「1」にするわけだ。

6) 使用言語を ja_utf8 に変更

管理画面の「互換モジュール>>全般設定 >>使用言語」を「ja_utf8」に変更。
altsysでコンパイル済テンプレートキャッシュをクリアしておく。
altsysの「言語定数管理」での設定も引き継がれるはずだが、反映されていない場合は手動で設定するしかない、と思う。
やっていないのでわからないが、 xoops_trust_path のキャッシュファイルをなんとかすればなんとかなるかもしれない。

なお、文字化け対策としてpreloadにHoge.class.phpなんておまじないを置いていた場合は削除しておく。

< ?php define("LEGACY_JAPANESE_ANTI_CHARSETMYSQL", true); ?>

こういうやつね。

だいたいこんなところでしょうか。
先達の知恵に感謝いたします。

XOOPSのUTFなお引っ越し

とあるXOOPSサイトのサーバ引っ越しを機に、EUC-JPからUTF-8に文字コードを変更することにした。
近い将来 XOOPS Cube もデフォルトの文字コードがUTF-8に変更されるはずだし、現状でも環境は整っているので、今のうちに準備しておこうというわけである。

EUC-JPなXOOPSからUTF-8なXOOPSへの引っ越し。
というだけならば、さほど面倒なことはなく、巷に情報も溢れている。
特に同じサーバ内で文字コードを変更するだけなら、さしたる問題がないケースが多い。
しかしながら、今回は仕様の異なるサーバへの引っ越しのうえに、ひと筋縄でいかない非常にめんどくさい事情もろもろがあったので、ちょっと記しておきたい。

まずはデータベースのサイズ
これがでかいのだ。
非圧縮で約330MBあり、tgz圧縮で約40MBある。
旧サーバは割り当てメモリが少なくまた非力なこともあって、一括バックアップをしようとしても、XOOPSのバックアップモジュールはもちろん、 phpMyAdminでもエラーが出る。
なので、シェルからコマンドラインで行うか、スクリプトで実行するしかない。

バックアップするだけならまだいいが、問題はリストア
一括バックアップではファイルサイズが大きすぎてphpMyAdminでは書き戻しできないので、Bigdumpなどのツールを使うか、コマンドラインから行う必要がある。
それだけならちょっとの手間であるが、EUC→UTFに文字変換したした場合、そのなかに機種依存文字なんかがあると、リストアの途中でエラー終了してしまうのである。
(一般に掲示板なども公開しているサイトなので、ユーザによる書き込みには機種依存文字がけっこう多いのだ)
そのため、単に文字コードを変換するだけでではなく、SQLファイルをテキストエディタで編集する必要があるのだが、AMD最強マシンをもってしても 300MBものファイルを編集するのは重たすぎてめちゃくちゃたいへん。
以上のような理由でスカッと一括バックアップ&リストアは諦め、モジュール単位でテーブルをまとめてバックアップすることにする。
このほうがエラーが出た場合など原因となる箇所を突き止めやすいし、1箇所ダメだから全体がダメという自体にも陥らない。
人間横着しちゃいけないということか。

そもそも上述したように、旧サーバはマシン自体が非常に非力なうえに、チューニングが悪い。
バックアップやレストアしている間はWebページの表示ができなかったりする。
データベースだけでなくファイルのバックアップでも同様である。
なにかにつけエラーが出たりタイムアウトしたりで作業が中断する。
一括ではなく、ちまちまが似合っているのだ。

さて、これで問題が解決したかという序の口である。
最大の問題は文字コードである。
一般的な「EUC-JPなXOOPSからUTF-8なXOOPSへの引っ越しガイド」では、データベースの文字コードを変換し、DEFAULT CHARSET の設定をEUC-JPからUTF-8にすればよいというようなことが書いてある。
しかしそれは「お行儀のよい」サーバの話である。
もともと旧サーバは契約時にMySQL4系/PHP4系だったのが、途中でMySQL5系/PHP5系に移行しており、それに伴い MySQLの文字コードもUTFに変更されている。
しかし、UTFで統一されていればまだしも、こんな感じになっている。

mysql> show variables like “char%”;
+————————–+—————————-+
| Variable_name | Value |
+————————–+—————————-+
| character_set_client | binary |
| character_set_connection | binary |
| character_set_database | binary |
| character_set_filesystem | binary |
| character_set_results | binary |
| character_set_server | binary |
| character_set_system | utf8 |
| character_sets_dir | /usr/share/mysql/charsets/ |
+————————–+—————————-+

対して新サーバはこんな感じ。

+————————–+—————————-+
| Variable_name | Value |
+————————–+—————————-+
| character_set_client | binary |
| character_set_connection | binary |
| character_set_database | binary |
| character_set_filesystem | binary |
| character_set_results | binary |
| character_set_server | binary |
| character_set_system | utf8 |
| character_sets_dir | /usr/share/mysql/charsets/ |
+————————–+—————————-+

これが両方とも自サーバであればなんでもなるわけだが、両方ともレンタル・サーバであるから、MySQLの仕様を勝手に変更することはできない。
さらにややこしいことに、旧サーバの旧環境にインストールしたXOOPSのデータベースは、EUC-JPとlatin1が混在しているのである。
ひどいケースだと、同一テーブルでもフィールドによって文字コードが違っていたりする。
いろんなサイトのいろんな情報をもとに、コマンドラインからいろんな指定をして出力してみたり、さまざまな方法を試してみたが、どれもうまくいかない。
問題はバイナリの部分で、SQLのダンプファイルの文字コードを変換しても、バイナリで記録されている部分は、サイト表示で文字化けしてしまうのである。
試行錯誤の結果、シロートも眉をひそめるドシロートな方法(© hirasawa)で乗り切った。

01) phpMyAdminからモジュール単位でSQL形式でエクスポート
02) エクスポートされた文字列をテキストエディタにC&Pし、UTF-8で保存(*1)
03) 機種依存文字をエディタのマクロで置換(*2)
04) DEFAULT CHARSET でEUCやlatin1になっている部分をUTF8に置換
DEFAULT CHARSET=utf8
05) 新サーバのphpMyAdminでインポート
06) Web表示で文字化けする部分(バイナリ部分)はテーブル単位で、CSVデータ形式でエクスポート
07) エクスポートされた文字列をテキストエディタにC&Pし、UTF-8で保存(*2)
08) 新サーバのphpMyAdminで対応するテーブルをいったん空にする(*3)
09) 新サーバのphpMyAdminで対応するテーブル選択してからインポート
インポートするファイルの形式→LOAD DATA する CSV→テーブルデータを差し替えるファイル(チェック)

*1 ファイルに出力してから文字コードを変換するよりも、手っ取り早く、文字化けする可能性が低い

*2 「〜(波ダッシュ」や「−(全角マイナス)」は機種依存文字ではないが、文字コード変換時に全角チルダや全角ハイフンになったり文字化けしたりするのでこれも置換する。
いわゆる全角チルダ問題に関しては、まったくMSを呪い殺したくなります。
www.kab-studio.biz/Programing/JavaA2Z/Word/00000716.html

*3 やらなくてもいいが念のため。

以上がシロートも眉をひそめるドシロートな方法(© hirasawa)の実体である。
次回、ファイルの変更、設定その他について書く、かも。

Twitter Weekly Updates for 2009-12-28

  • 5度おはようございます。昨日は日中けっこう暖かかったし。って、毎日気温の報告か。
  • 虚空にロケット。意外とゆっくりおごそかに、ごごごごごと飛び立つんだよね、ロケットって。発射っていうとピストルの弾みたいだけど、そんな速くない。
  • シュ リンクを開けて思った。CDの紙ジャケって実は思い入れないのだった。評判通りよくできてるけど、めんどくさい。じゃあ買うなって? もしプラケースのが 安く売ってたら、そっち買うんだけどな…って、こういうことは『太陽系亞種音』発売時にさんざん言われてたわけだ。CD単価が安いから許して
  • 今朝は久しぶりに葱を焦がしてみたが、うまかった。
  • 久 しぶりにデパートといわれるものの前を通る。ルイ・ヴィトンのディスプレイ(のアイディア)に感心する。奥のガラスに白い市松、手前のガラスの黒い市松を 描き、重なると見る角度によって異なるチェッカーがモアレ的に浮かぶ仕掛け。ルイ・ヴィトンのダミエからイメージしたのだろうけど趣味がよい。
  • Hello world 夜明け前、8度もあるとはほんとか。
  • 週 刊新潮なんて買う気も読む気もしないので中吊りの見出しだけだが、小沢発言を指して「不敬」と言っているのか、それとも天皇家渡来人説一般を「不敬」と 言っているのだろうか。後者だとしたら、週刊新潮のみならず、新潮社そのものの出版社としての見識を問われることだろう。見識があればの話だが。
  • 天皇家が渡来人に由来するというのは日本史の常識みたいなものだし、それを否定するのは、進化論や地動説を否定していた昔のヴァチカンみたいなものだろう。いや、進化論や地動説だって実はウソだった、ということが将来起こりえないわけではないが。
  • おニャン子クラブ(の番組スタッフ)最大の功績は、グループからの脱退や番組からの降板に「卒業」という態のいい言葉を定着させたことかもしれない。
  • 今日も昼はぽかぽかするかと思いきや、朝5時とから気温が2℃しか上がらない。
  • CPU39℃ MB23℃ GPU46℃ 寒いはずだ。室温はわからないけど。
  • 昨夜は風邪ひきなおしの予感があって早寝したが、多少はよくなった気がする。悪化したとは思いたくないぞ。
  • 実る前に刈る業界の駄目さ加減の強調だったわけですね。若いうちに買って育てる青田買いよりタチが悪い。花が咲く前に首をちょん切るポプリ作成法ですね。
  • そっち方面のひとには「この暗黙の了解は質の高いコミュニケーションです」という言葉の意味をしっかり受け止めて欲しいなあ。そういえば、今敏監督も「よく出来た冗談」は「敬服に値する」と書いていたけど、近い意味だな。

  • 今朝の備忘録: レンタルサーバ上で圧縮ファイルを作成しようとすると、エラーが出る。ファイルのパーミッションが原因のようだ。調べてみると、モジュール版PHPから作成されたファイルの所有者はデフォルトでは apache になるサーバらしい。
  • オプション設定でファイルの所有者を契約ユーザに、パーミッションを707に変更することができる。これでエラーを回避することができた。
  • 東 北や北海道では「飯鮨(いずし)」という、なれ鮨の一種を正月に食べる家庭が多い。道東地方にある実家でも毎年漬けていたが、去年の話では「来年はもう作 らない」と言っていた。高齢によるものかと思ったら、温暖化のせいで冬の冷え込みがゆるみ、美味しく漬からなくなったせいだという。
  • 親 戚の多くも漬けるのをやめたそうで残念に思っていたら、実家は「うまく漬かるかどうかわからないが今年も漬けてみた」という。飯鮨はその年の気候によって 醗酵ぐあいが異なり、水を抜くタイミングなどが非常に難しいらしいが、温暖化で暖冬が当たり前になると、日本の家庭で作るのは不可能になるかも
  • 1 年分の肉体労働を1時間に濃縮したかのように働いた。といっても、枯れかかっていた鉢植えのドイツ唐檜を庭に植え替えただけなのだが。といっても、うちの 庭に穴を掘るのは大変なのだ。庭といっても、1階住民の権利を行使してマンションから借りてるだけなのだが。その使用権を与えられた庭がひどい
  • 管理施工会社である熊谷組(の下請け)が廃棄物処理で手抜きをしたというか、金をケチったらしく、庭は10cmも掘るとコンクリートの廃材がみっしりと埋まっている。たぶん、今のマンションが建つ前にあった建築物かなんかを壊したものをちゃんと廃棄しなかったのであろう。
  • なので1m以上に成長した大きな鉢植えを植え替えられるような穴を掘り起こすのはたいへんなわけです。ちょっとスコップを入れるとガチッとコンクリに当たる。土を掘っているというより、埋まったコンクリートを掘り起こしている感じ。
  • そんな作業をしながら思ったのは「墓穴を掘るってたいへんな作業だよな」ということ。よく死体を山中に埋めるなどという事件がありますが、とてもマネできません。などということを考えながら穴を掘りつつ、ああtwitterのネタができたと思っていたわけであります。
  • 火の用心の拍子木が通り過ぎていく。

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5度おはようございます。昨日は日中けっこう暖かかったし。って、毎日気温の報告か。

ザ・ビートルズの MONO BOX を買った「言い訳」

とうとうザ・ビートルズのリマスタを買ってしまった。
ここでその言い訳をしたいと思う。
なぜ言い訳が必要になるのかという疑問を感じる向きはあまり読んでも意味はない、と最初に断っておく。
また、サウンドそのものの話は出てこないので、そっちを期待された向きも読んでも意味はない、とこれも断っておく。

ご存じのようにザ・ビートルズのデジタル再リマスタに関しては賛否両論ある。
わたしはどちらの立場でもないが「やや反対派寄り」で筒井順慶を決め込んでいた。
音も含めて判断するには結局、自分で買って聴くしかないわけだから、作品を聴く前の段階での買うべきか買わざるべきかという議論というのは、作品自体の善し悪しではなく、いわば「態度」の問題である。
この「態度」というのは、ザ・ビートルズに対する態度でもあるし、こうしたリイシューもの全体に対する態度でもある。

いちばんシンプルな問題としては「ビートルズをいい音で聴きたいか?」ということだ。
そりゃあいい音で聴きたい、というシンプルな答えもあるだろうが、ザ・ビートルズが作品をリリースした時点の音楽再生環境を基準に考えるなら意味がない、という答えがリアルタイム世代を中心に返ってくる。
それに対しては、ザ・ビートルズはほんとうの意味での新作が出るわけはないのだから、リマスタも別な作品として楽しめばいいではないかという意見。
今回のリマスタはアナログ盤のサウンドに忠実にリマスタしたわけだからいいではないかという意見。
いろいろある。
自分自身はリアルタイム世代ではないが、やっぱり「ビートルズの音」はAMラジオが似合うと思うし、アナログ盤から出る音だと思う。
といっても、べつに強固なアナログ音源主義者というわけでもないし、手軽にCDで聴ければいいじゃん、という適当な立ち位置ではある。
しかし、こういう再リリースは、なんかこう、騙された気がしていやなんである。

そもそも、貧乏性であるわたしは、アナログ盤からCDへの買い換えだってほとんどしていないのだ。
CDが発売された当初、おぼこい学生であったわたしは、レコード・メーカはアナログ盤を引き取ってCDと交換してくれると思っていたくらいである。
無料は難しいかもしれないが、ある程度の手数料を支払えば交換してくれるようになるに違いないと本気で考えていた。
大笑いな話ではあるが、この考え自体は間違ってはいないと今でも思う。
だってそうではないか。
ハードウェアの仕様を勝手に変更し、これまのでのソフトウェアを実質的に使えなくしておいて、そのコスト負担をすべてユーザに押しつけ、メーカ側は責任をまったく取らなくてもいいというのは、ほかの業界では考えられないことだ。
特に日本の音楽産業ではハードウェア・メーカとソフトウェア・メーカは系列企業として一体化しているから、こういうゴリ押しがユーザ無視でまかり通りやすい。

そういうわけで、ビートルズのオリジナル・アルバムはアナログ盤では持っているけれども、CDでは持っていない。
赤盤青盤のようなベスト、パスト・マスターズやアンソロジー・シリーズのようなCD時代になってからリリースされた作品しか、CDは持っていない。
アンソロジー・シリーズやBBCセッションも、嬉しい音源ではあったけれども、メーカ側の態度に、ビートルズ作品に対する愛情よりもユーザを食い物にしようという魂胆のほうが透けて見えていやな気分はした。
それでも未発表音源であるから致し方ない。

しかし、今回は既発表もいいところのみんな知ってるオリジナル・アルバムの再リマスタである。
いろいろ理由付けはあるけれども、商売の臭い、ビートルズやリスナを食い物にしようとする態度が濃厚に漂っている。
もちろん実際にリマスタリングしたエンジニアの仕事を否定しているわけではない。
それを売っている側である。
それが端的に表れているのは、やはり「値付け」である。

日本版のボックス・セットは、通常のステレオが35,800円、限定版のモノラルが39,800円である。
ステレオのボックスはCD1枚あたり2,237円、オマケのDVDを計算に入れても2,105円、単品CDだと1枚2600円だ。
amazon.co.jpの割引価格だとステレオのボックスは29,369円だが、それでも1枚あたり1,835円、DVD加算で1,727円である。
モノラルは単品CD未発売で、特典CDを加算してもモノ・ボックスのCDは1枚あたり3,061円である。

ザ・ビートルズの作品そのものの「価値」を値付けするならば、1枚が1万円でも10万円でも100万円でもいいだろう。
だが、ザ・ビートルズの音源は1点物のファイン・アートではない。
複製を前提としたポップ・アートだ。
しかも、手刷りのシルク・スクリーンでもリトグラフでもないし、オリジナル・プリントの写真でもない。
工場でプレスする大量生産品である。
そして、ザ・ビートルズは世界で最も大きなマーケットをもっているバンドだ。
単純に商売として考えたって、薄利多売したほうが総利益は高いはずである。
実際、アメリカのアマゾンではリマスタ盤が1枚12.99ドルで売られている。
しかしながら、少なくとも日本でザ・ビートルズのアルバムが1枚1000円とか1500円とかで売られた記憶はない。
日本のレコード/CDの価格設定に関しては今さらここで書いてもしょうがない根が深い問題なので、これ以上書かないけれど、売上減に対してCCCDなどというバカなもんを作って対抗しようとした連中の罪深さは忘れないでおきたい。

さて、そういうわけでザ・ビートルズのリマスタを買うか買わないかであるが、結局、限定版の『MONO BOX(The Beatles In Mono)』だけ海外版で買うことにした。
その理由というか言い訳。

1) ビートルズのオリジナル・アルバムをCDで持っていない
2) アナログ盤はいい加減すり切れて音質劣化も甚だしい
3) 携帯プレーヤで聴きたい
4) モノラル版CDは今後入手できるかどうかわからない(というメーカ側の脅し)
5) ステレオ版リマスタはどうせ次世代規格で再リリースされるし、いつでも買える
6) モノラル版は『フォー・セール』までアナログ盤で持っているけど『ヘルプ!』以降は持っていない

最大の理由は(2)で、実はモノラルのアナログ盤は10年くらい前にデジタル・リマスタリングされたパーロフォン版の再リリースを輸入盤で持っていたりするのだが、今回のリマスタのニュースを知って久しぶりにターン・テーブルに乗せてみて愕然としてしまったのだ。
買った当時はCD不要と思うほどの高音質かつモノラルで聴く初期ビートルズの迫力に圧倒されたが、無惨に劣化してしまっていた。

限定版と言いながら生産し続けられる可能性や再リリースされる可能性もあるが、これまでザ・ビートルズの限定企画ものは実際にあとで入手するのが難しかったりするので、今後どうなるかはわからない。
日本版では対訳やら解説やらもつくし、ビートルズ・クラブの仕事ならいいのかもしんないけど、上記理由と価格でパス。
Amazonでアメリカ版を買うことにする。

『MONO BOX』は、amazon.comで199.9ドル、送料込みでも207.97ドルだ。
昨今の円高のおかげで、カードの請求によると18,577円(1ドル=89.33円換算)であった。

日本時間で12/10の朝に購入し、翌12/11朝に発送された。
注文時には「Standard便だと1/26着予定で、ぜーったいにクリスマスまでには届かないからな」と、なん度も英語で警告されたが、いくらクリスマス前の繁忙期とはいえ、船便じゃないんだから10日もあれば普通は届くよな、と思ったら案の定、12/19の朝に届いた。
ラベルには「International Surface Airlift」と書いてある。
USPSはよく使ったけど、これは初めて見る。
国内は陸便で国外は航空便という、日本で言うところのSAL便のようだ。
関税500円、通関200円也。
USPSで発送された場合、値段に関わらず関税は取られないことも多いが、今回はハズレというかアタリ。
トータルで19,277円也。
クラフトワークのボックスは「デカい」と評判だが、郵便屋から手渡された第1印象は「ちっちぇなあ」だった。
すこし段ボール箱がへしゃげていたのが気になったが、中身は問題ない。

この文章を書いて気分がすっきりしたので、ようやくパッケージを開けてみることとしよう。
音の話は…気が向いたら書くかもしんない。


2010/03/15追記

Amazon.com で MONO BOX は159.57 ドルまで下がってた。
限定版とか言いながら在庫がだぶついてるのか、STEREO BOX より安い。
悔しいので記しておく。

Twitter Weekly Updates for 2009-12-21

  • Yahoo!オークションにtwitter連携(RT)機能がついたのだな。久しぶりに見てわかった。なんで8209ってアカウントなんだろ、って思った自分がバカだった。 6:37 AM Dec 14th
  • タル・ウィルケンフェルドって86年生まれってーことは、23歳!! ジェフ・ベックとは親子どころか爺孫か。 9:05 AM Dec 14th
  • 知人が新刊『東京「風景印」散歩365日』を出した。6年ぶりのシリーズ第2弾らしい。「風景印」というのは初めて知ったし、TVドラマ関係が主のライターだと思っていたので、意外な側面があって驚いた。

    10:54 AM Dec 14th

  • と あるサイトのホスティング会社変更でDNSサーバも変更したのだが、シェルからdigコマンドでDNSサーバを調べると、コマンドを打つたびに旧DNS サーバと新DNSサーバが交互に表示される。とうぜん、Webページもリロードするたんびに新旧Webサーバのファイルが交互に表示される。 2:53 PM Dec 14th
  • 『ロッキンf』にトーキング・モジュレータ自作記事とか載ってましたね。76年ころ。トーキング・モジュレータは脳を破壊する説もあったなあ。ヴォコーダを初めて聴いた時、トーキング・モジュレータなんだと思った。 11:17 PM Dec 14th
  • ジェ フ・ベックって、1枚も持ってないのになんでそれなりの知識があるのかと思ったら、姉が一時期入れ込んでいたのだ。青池保子のマンガを読めばわかるよう に、ジェフ・ベックは70年代当時、婦女子の人気も高かったのだな。BBAは女子中学生のアイドルでした(これはウソ)
  • ジェフ・ベックとコージー・パウエルは兄弟だと思っていた中学生は多い。あと、マックス・ミドルトンとミッキー吉野を混同してたり。
  • 今日も寒くて気が引き締まります。はい。
  • むかしから疑問なんだけど、宮内庁の役人ってどうして静止画なんだろ。裁判や国会中継みたいに動画を公開しちゃいけないルールがあんのかな。自分で作った慣例なんかな。
  • 作業が順調なのでうきうきと昼食。落とし穴がなければいいが。「穴はあるわよ〜」
  • 「いまどうしてる?」ではなく「いまどうにかしてる?」だと客層が変わりそうだ。
  • もうすぐ7時なのに暗い。よけい寒い。
  • amazon.cnからのDMがうざいので止めたいのだが、止め方がわからん
  • 眠たいぞ。明日に備えて今日は寝ようか。早すぎ。
  • まったくもって全角チルダ問題を解決するのに1日がかりだ。その原因を作ったMSに100万円の慰謝料を請求したい。
  • 1日もかかんなかったので、50万円に負けてやるので、MSは持ってくるように。
  • ほんとに持って来たら恐い。
  • 馬の骨や有象無象の情報から知りました。「ソロデビュー20周年記念・平沢進ロングインタビュー」

  • インタヴュアの生真面目さや誠実さが伝わってくる記事ですね。インタヴュー記事は真面目で誠実なのがいちばんと思っていますが、それは必ずしもインタヴュアとインタヴューイの相性がいいとか、気に入っているとか、そういう場合に限りません。
  • 極端な話、インタヴューイに興味や愛情がなくても、優れたインタヴュアは真面目で誠実な記事を書きます。むしろ、インタヴュアである編集者やライターのいい意味で職人的な部分、技術的な側面が発揮されます。
  • 真面目で誠実になれないインタヴューというのは、インタヴュアもインタヴューイも読者もつまらないものです。もちろん真面目で誠実というのは文体とは無関係です。文体がいくらふざけていても、インタヴュアの誠実な態度は伝わってくるものです。
  • そういう意味では、この場を借りて懺悔しておきますと、痛恨のインタヴューというのが一度だけあります。まったくもって好きになれない、興味のわかない相手が対象ではありましたが、そういうことは言い訳になりません。
  • そういうことは相手にも伝わるもので、インタヴューイに叱られた取材というのは後にも先にもそれだけです。まったくもって好きになれない、興味のわかない相手ではあったけれど、今でも反省してますよ、Nさん。もう10年も前になりますかね。
  • 同業者が読んでいることを一瞬忘れて「誰か」に語りかけてしまいました。お恥ずかしい。
  • おはよう、みなさん。外気温は6度。東京なのでもちろんプラスです。「やー今朝はあったかいね」「プラスだったってさ」などと会話をしている地域のみなさんには申し訳ございません。
  • ここ1週間、ずーっとモニタに向かっていたにもかかわらず、ぜんぜんニュース・サイトとか見ていなかった。少人数のタイムラインが情報源だったので、いま徘徊中(笑)。

    メディアはもはやメッセージではない, 人がメッセージなのだ

  • Zumoって前はLinux版がなかったような気がしたけど、できたのね。つか、前からあったのかな。ないからDropBoxにしたような気がするんだけど。

  • 粗食HDが焼き上がった。
  • やはり落とし穴はあった。小さい穴が空いていた。
  • Firefoxってキャッシュ強すぎだよな。Awebには負けるけど。
  • 大 問題もないようだし、今日は早めに終業しよう。なんか校了後みたいだな。校了後は朝の9時でも飲酒へなだれ込むこの業界ではあるが、そうではないので、寝 るだけである。でも、今のtwitterだと「○○に集合」とか言うとほんとに集まりそうだな。ついてこないように(c)hirasawa
  • ジャック・コンテみたいなミュージシャンが自分にとって画期的だったのは「電子楽器は自宅録音できるけど、アコースティックで宅録はムリ、デカいスタジオじゃないと」といった常識を覆してくれたことです。
  • そ ういえば、平沢進がキャバレエ・ヴォルテイル(だったか?)と対談して話が通じにくかったのは「宅録」という概念がないことだったらしい。つまり、あっち の島では、80年代にすでに、プロ用レコーディング・スタジオと、プライヴェイト・スタジオの区別がなかったということだ。
  • 「音楽製品」として流通させるには「ちゃんとしたスタジオ」で録音しなきゃダメ、宅録はインディーズまで。という常識がまかり通ってるのは、もしかすると日本だけなのでしょうか。わからんけど。
  • そ ういえば、むか〜しピーター・ガブリエル・ゲイブリエルが「自宅にスタジオを作った」ときいた時に、一般的なレコーディング・スタジオの絵を想像して「す げー、金持ち〜」とか勝手に思ったものだけど、今考えるとどういう規模だったのだろうか。6畳間にキーボードとMTRを置いただけだったりして
  • また弔電を打つ機会がやってきた。こんどはちゃんとNTT以外のサードパーティ製にした。
  • 3度!! 東京もいよいよ零度の世界へおはよう。
  • 12/11(金) に発送されたAmazon.comからのブツが今朝届いた。関税500円、通関200円也。取られないことも多いのにな。注文時にには、Standard 便なので1/26着予定で、ぜーったいにクリスマスまでには届かないからなと、なん度も英語で警告されたが、1週間で届いた。
  • い くらクリスマス前の繁忙期とはいえ、船便じゃないんだから10日もあれば普通は届くよな、と思ったら「International Surface Airlift」と書いてある。USPSはよく使ったが、初めて見る。国内は陸便で国外は航空便という、日本で言うところのSAL便だろうか。
  • 調べてみたら、やはりそのようで、前は違う呼称だった気がする。USPSもけっこうサーヴィス変えるからな。
  • で、届いたブツがこれ。クラフトワークのボックスは「デカい」と評判だが、郵便屋から手渡された第1印象は「ちっちぇなあ」だった。

    恥ずかしいからあとで消すかも。

  • 2度の朝。だんだん零度に近づいている。
  • 寒空の下、水仙がちぢこまって咲いている。
  • 昨日、個人用年賀状があがってきたので、事務所に寄ってラベル印刷。そのあと髪切り。平日より勤勉かも。
  • 冬に髪を切ると、首筋がスーカスーカする。
  • 美容師にきいた話だが、彼の住む世田谷あたりの神社では、神社の祭りからテキ屋が閉め出されているらしい。暴力団の資金源になるからという理由。そのため商店街のボランティアが模擬店を出しているそう。
  • 渋谷市場に身ぶりのいい鯖があったので、塩焼き用におろしてもらう。締め鯖制作という考えも頭をもたげtが、めんどうなので却下。
  • 事 務所の年賀状は、出来上がりを見ると予想以上によかった。というと某デザイナーに失礼だが、PCモニタ上で見るのと、紙に刷られたものとでは、落差の大き いデザインや写真というのはある。単にRGBとCMYKの違いってだけではない。それを見越した効果を考えるのがプロのデザイナーなわけだ。
  • 親戚関係は伯父伯母が3人死んだせいで喪中ハガキはが多く届いたが、仕事関係でも同年代の編集者の親が亡くなったりで喪中がいくつか。要は自分の親と同世代がどんどん消えていっているということだ。

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ジェ フ・ベックって、1枚も持ってないのになんでそれなりの知識があるのかと思ったら、姉が一時期入れ込んでいたのだ。青池保子のマンガを読めばわかるよう に、ジェフ・ベックは70年代当時、婦女子の人気も高かったのだな。BBAは女子中学生のアイドルでした(これはウソ)

Twitter Weekly Updates for 2009-12-14

  • 私用年賀状ができあがったので、本日一杯目のMHGTを焙れる。あとは仕事用の上がりを待つのみ。中央線の彼方へ念を送る。これじゃ年賀状の用意が仕事みたいだな。 9:56 AM Dec 7th
  • どこからか年賀状デザイン案が来たので早速ボツにしたいと思う。 12:20 PM Dec 8th
  • 今 日の自分メモ: mod_rewrite で RewriteRule ^ のあとに/を入れるとなぜだかうまく飛ばない。RewriteRule ^/hoge ではなく、/ ナシで RewriteRule ^hoge とするとうまく飛ぶ。レンタル・サーバの仕様か? 7:36 PM Dec 8th
  • 風邪をひいて以来、睡眠をよくとるように心がけていたら「寝癖」がついたのか、6時間睡眠では眠たくてしょうがないということに。そしてFirefoxがやたら重たいのは、またなんかのプラグインのせいでメモリ・リークが発生かも…。 9:50 AM Dec 9th
  • 雑 誌は90年代に外注率が極端に高まって社員編集者は編集実務をしない、させてもらえない状況が10年続きましたが、その後はまったく逆の動きで21世紀は 社内でなんでも済ます傾向になりましたねぇ。 10:20 AM Dec 9th
  • Firefoxが重たかった原因判明。とあるサイトのページを開きっぱなしだったせいだった。CPUを90%も使用するページ作んな。1ページに時計が30個くらいあるようなもんだからしょうがないかもだけど。 11:31 AM Dec 9th
  • Firefox プラグインのechofonは新規投稿があるとブラウザ下部からミニ・ウィンドウがポップアップする。アイコンに自分の顔写真を使っているひとなど、非常 にマンガチックに顔を出す。いまなんか、川・沢・本の3氏がぴょこぴょこぴょこと連続ポップアップ。話の内容関係なく爆笑。 1:06 PM Dec 9th
  • 根を詰めた作業が一段落したので、息抜きにLinux版GoogleChromeベータをインストールして試してみる。
  • ブックマークや履歴はインポートされるけど、フォント設定とかはインポートされないのね。げ、なんのプラグインもインストールしてないけど、いきなりFlashが動いた。プラグインもインポートしてんのかな。
  • ためしにFirefoxでCPU90%も占有した元凶サイトを開いてみたが、Chromeだと4%程度。メモリも70MBくらいしか使ってない。軽いわけだ。しかし、Atok入力時のキー操作がうまくいかんぞ。
  • 風邪が直ってにもかかわらず、7時間寝てもまだ眠たいという鈍った身体に4時間睡眠と朝風呂で喝を入れる。文字通り年寄りの冷や水か。いや、水風呂じゃなくて43度くらいあったけど。あ、熱い湯も身体に悪いのか。
  • 思い出した。twitterって、最初はすごく嫌いだったんだ。さ、出かけよう。
  • 最初にtwitterを見た時の「つながり感」はちょっと気持ち悪かったんですよね。こんな仕事していながらネット耐性がないし。ネットで引き籠もりか(笑)。
  • twitterは関係妄想を生みやすいのではって書いてたひとがいたけど、距離が近すぎるって気はします。アメブロみたいに芸能人があまり参入しないのもわかる。
  • 某作品をamazon.comに注文した。トップ・ページに「日本でお買い物しましょう!」とデカデカと出ているんだから日本で買ってやってもよさそうなものだが、貧乏人は聞く耳を持たないのであった。こないだはamazon.cnだったし。
  • 足かけ3日も悩まされた問題がようやく解決しそうだ。やっぱ開発途上のモジュール使用は自己責任だよなぁ。
  • 近所の琉球料理の店へ。料理は悪くはない。が、ちょっと化学調味料を入れすぎ。入れないだけでもっと美味しくなるのに。
  • 今日は冴えてるぞ。ハマりそうな問題を素早く解決。自画自賛。
  • 世界の夜明け。というタイトルの曲がカステラにあった気がしたが「夜明け」「世界の娯楽」「新世界」が脳内で合成されたらしい。あ、でも「夜明け」の歌詞に「世界の夜明け」ってあった気もするけど、音源が見つからん。
  • 夜明け 夜明け 日本の夜明け 世界の夜明け チュンチュンチュン♪ やっぱりあった。カステラでは福地伸幸の曲が好きだったことを思い出した。星野晶になってからどうなったんだろ。
  • 中央線の彼方より素敵な年賀状が仕上がったきたので早速入稿した。でもこのデザイン、検索大好き、Google大好き、に思われるといやだな。そういう意味じゃないので、受け取った方々。でも、じゃあどういう意味があるのかと言われると、わからないのであった。
  • デ ザインの定義にもよると思う。エディトリアル・デザインの場合、機能性も大いに含まれるので、工業デザインなんかに近い。けど、見た目だけをデザインと勘 違いして広告デザインの猿真似をするデザイナーや編集者が増えた。それが橘川さんの言う雑誌デザインの「厚化粧」だと思う。
  • デザイナーと校正者任せで自分で判断しない・できない編集者は増えたと思う。昔の編集者は、デザインや写真の勉強をさせられたものですが(苦笑)。
  • 年 賀状の印刷会社より架電。写真はアレでいいのかという確認。印刷会社から確認されるような写真を使うのはいかがなものか。しかし、あのデザイナーと組むと こういうことはしょっちゅうある。「これでいいんですか?」と印刷会社(+むかしは写植屋や製版屋も)を不安がらせるデザイナーなのだ。
  • そのたびに「はい、これは意図したデザインです」と答える編集者なのだ。意図的な文章表現なのか誤記なのかよく確認されるライターもいるけどな。って、ほっとけ。
  • オハヨウ晴れか。
  • 買い物がてら神楽坂まで散歩。いつもは気にも留めないウェンディーズを12秒凝視。年内全店舗撤退か。長かった恵比寿時代に数回食べたことがあるけど、ファストフードのなかでは比較的マシな印象があった。でも末期はマクドナルドのマネして99円バーガーとかやってたのね。
  • Atokって坑夫も鉱夫も耕夫も工夫も変換できんのか。差別用語だってか。えーかげんにしろ。漱石が嘆くぞ。悔しいからぜんぶ単語登録したった。ま、工夫はくふうで出るけど。
  • いま、1987年にいます。やあ。
  • ほんとに外気温11度もあるのか。寒いぞ。おはよう。
  • その初期日本語ワープロを学生時代に橘川事務所で使って感動し、2年後には卒論書くためと親を半分だましてワープロを買ってもらったのはわたしです。ワープロ歴が長かったので、Linuxを使うまではPCでもずっと平仮名入力だった。
  • 平仮名入力の時は独自方式でほぼタッチタイピングできていたけど、平仮入力のないLinuxでローマ字入力に変えてからはヘンなクセが抜けず、ちゃんとしたタッチタイピングが身につかず、誤字が増えたということを告白しておきます。

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根を詰めた作業が一段落したので、息抜きにLinux版GoogleChromeベータをインストールして試してみる。

Twitter Weekly Updates for 2009-12-07

  • 「おはさむ」は「お早うございます。お寒うございますね」の略だと決めた。 7:31 AM Nov 30th
  • 土曜から喉がいがらっぽかったのであるが、本格的に風邪の様相に変化しつつある。わたしの風邪は喉で暴れることが多い。 9:42 AM Nov 30th
  • 検温結果、37.1度…微熱かナ 10:49 AM Nov 30th
  • せっかく今日は休むと決めたのだから寝たいところだが、配達が来たり集荷が来たり。うっかり仕事したり。 1:25 PM Nov 30th
  • 人生初ジンジャー・ハニー・ミルク・ティこと蜂蜜牛乳生姜紅茶を一杯。人生初故まずは下ろし生姜は少量。だが、適量だった気がする。もう風邪が治った気がするよ。病は気からだな。下ろし生姜が余ったが次回に使おう。 7:31 PM Nov 30th
  • 今 日は愛飲しているフォートナム&メイスンは切らしているので日東紅茶のディ・バッグでなのでいまいち。なんて、んそ。そういえば、フィル・コリン ズがジェネシスに加入した時、スタジオで練習中に英国流の「お茶の時間」があるので驚いたという逸話があるが、ホンマだろうか。 8:05 PM Nov 30th
  • 調子に乗って第2弾。ジンジャー・レモネード。うまい。けど、ちょっと蜂蜜入れすぎた。 9:16 PM Nov 30th
  • おはようございます。英語モードを試してみたら、日本語に戻してもリスト機能が使えなくなりました。わたしだけでしょうか。 7:10 AM Dec 1st
  • 朝の人生相談その2。風邪は悪化する前に病院へ行くべきという良識のある一方で、院内感染が恐いので風邪くらいで病院へ行かないほうがよいという良識もあります。わたしはどちらの意見に屈服すべきでしょうか。 8:07 AM Dec 1st
  • 朝の人生相談その3。GNOMEパネルが起動しません。どうしたらいいでしょう。はい、自分でエラー・ログでも読みます。 8:52 AM Dec 1st
  • そういうわけで、自然治癒力を叱咤激励しつつ「様子を見る」という大人の結論を得た。そういうわけで、本日一杯目のGHMT(ジンジャー・ハニー・ミルク・ティ)に突入。 9:35 AM Dec 1st
  • あ、リスト復活。リストのみなさん、こんにちは。 9:41 AM Dec 1st
  • 朝 から仕事は快調に解決したのにマシンは不調。消えたGNOMEパネルはあるべき場所をクリックしたら忽然と姿を現したなぜ?の嵐。しかるに、スウィッチン グ・ハブの調子が悪い。でもって、ネットワークから接続が断たれるとPC自体がハングしたようになるのはFedira12の仕様でしょうか。 11:21 AM Dec 1st
  • なぜ配達員は席を離れたスキを狙ってやってきてはピンポンダッシュして去ってしまうのか。30分はドア前で待っていていただきたい。んそ 11:29 AM Dec 1st
  • 食後、本日二敗目(こらAtok)もとい二杯目のHGMTをいただく。さっきGHMTと書いたら急にSPAMフォローがやってきた。なんかあるのかな。ドイツっぽい語感だけど。とか書いてたらまた来そう。 12:51 PM Dec 1st
  • 唐 突に思い出した。いちょう祭りの広場で大道芸的な催しが行われていたのだけど、そこにテルミン(おもちゃじゃなくて、ちゃんとしたやつ)が置かれているの が非常に気になったのだ。その時にやっていた手品のあとで使われたのだろうか。それとも手品の小道具(?)で使われたのだろうか。 1:26 PM Dec 1st
  • 本格的に煮出すのはたいへんなので、MHGTにガランマサラやシナモン、ナツメグを振りかけてインスタント・マサラ・ティ。けっこうソレっぽい。 10:09 AM Dec 2nd
  • 昨日までで229ドルだったモノが199ドルに値下がり!! これ以上の円高もないだろうし、今が買いか?? 人間が小さけりゃ気になる相場の額も小さい。 2:56 PM Dec 2nd
  • とか書いてたら「外為NOW」さんにフォローされた。ごめん。相場っていっても、株とか土地とかじゃないから。CDとかPCパーツとかだから。 3:00 PM Dec 2nd
  • Amazon.cnから阿蘭のCDが届いた。注文から2週間。予定より5日早い。船便かと思ったら、DHL通常便(安くて遅いやつ)のようだ。買ったのは『声声酔如蘭』という日本でも入手可能なカヴァー・アルバムで、レア盤でもなんでもないのですが、送料入れても日本の半額くらい(66.70元)でした。いま堪能しております。 3:05 PM Dec 3rd
  • Win版のGoogle日本語入力を試してみる。日本語入力のON/OFFが英語キーボードだとデフォルトで「Alt+~」に割り当てられているのはほかのAtokとかと同じだが、これをたとえは「Shift+Space」に割り当てようと思っても手だてが見つからない。 3:26 PM Dec 3rd
  • キー・カスタマイズの設定で「変換文字種をトグル」するとかは割り当て候補にあるのだが、なぜか日本語入力のON/OFFはないのだ。なんで? 3:26 PM Dec 3rd
  • 『科 学』『学習』休刊がニュースになって、twitterでもそこかしこでつぶやかれているけど、15年前に『MOMOCO』が休刊になった時はこんなに話題 にならなかったよなぁ。当たり前だけど。あと学研の伝統を守るのは『BOMB』のみか。あ『TV LIFE』を忘れてた、五反田方面ごめん。 8:43 PM Dec 3rd
  • 10年前にバンコクで買ったタイ歌謡のCDをリッピングしようとしたら、ちゃんとデータベースからアルバム情報を拾ってきた。入力したひとエライ。 9:47 AM Dec 4th
  • Google日本語入力ってもともとはChromeOSかAndroidのために開発されてたんじゃないのかな。だとすれば、Linux用にしてくれりゃいいのに。

    5:52 PM Dec 4th

  • 近所の商店街で餅つき大会。杵と臼で人間がついた餅がふるまわれる貴重な機会。黄粉餅と餡ころ餅で早めの昼食。超んまい。満腹。 12:04 PM Dec 6th

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