テトラグラマトンは美味しいか(2)

Tetragrammaton(テトラグラマトン)
Susumu Hirasawa+InhVmaN(インヒューマン)

tetra

2008年6月25日発売
ケイオスユニオン(TESLAKITE)
CHTE-0043
1575円

平沢進: Composition, Sub Vocal & Instruments
Riccardo Brett(リッカルド・ブレット): Lyrics, Melodys & Vocal

第1回試聴実況中継メモ

01:Pan Daimon Aeon
初期旬ぽいというかフリッパトロニクスぽいギターを重ねたループから始まり、遠くからアジアンなコーラスがかすかに聞こえてくる。
イントロだけ聴けば、もろ平沢進なわけだが、そこに語りかけるように、おごそかにデスなヴォーカルがからんでくる。
(デストローイとか言ってるようです)
重厚なストリングスと壮大な聖歌隊的コーラスがからみ一気に盛り上げる。
ハープと声帯破壊ヴォイスの取り合わせの妙。
ギターのループって、やっぱり気持ちいい。

02:Tetragrammaton
エレクトリックなベースにからんで性急なリズムを刻むストリングス。
『オーガン』のサウンドトラックを思わせるイントロにリッカルド・ブレットのシャウト、しゃんしゃん追い立てる鈴の音が被さってくる。
お約束のパイプオルガンがゴシックなムードを盛り上げる。
遠くから平沢ヴォイスと思われるコーラス。
これでもかと一気に畳みかける平沢お得意のデストロイ・ギター。
ソロよりもどっちかといえばP-MODELっぽい。
「 MONSTER A GO GO」のデス・ヴァージョンと勝手に呼んでいる。
さすがにタイトル・チューンだけあって、もっとも派手なナンバー。

03:No Mourn…
声ネタを重ねた後期旬ぽい浮遊感のあるサウンドに弩級の破壊音が重なる。
超低音の呪詛ヴォイスにオーボエかなんかの管がからんで不安定感をいや増す。
重なるストリングスとティンパニの連打が論理テノールか白色彗星でも現れそうなダーク度を上げる。
『ベルセルク』っぽいと言えば話が早いのか。
no mourn というより、mournな感じで不穏な余韻を残して終わる。

これはMP3で聴いた第1印象であり、CDでじっくり聴き込むとまた印象は変わるでしょう。
ところで、ジャケットを見て「ASHURA CLOCK」「LAYER-GREEN」を思い出したひとも多いのではないか。

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