インタラクティヴ・ライヴ「Limbo-54?」とAMIGAの仕込みに関する発掘原稿です。
2002年のことを2003年になって思い出しながら書いているようです。
FAMIGAへの投稿目的で書かれているので、AMIGAに関する予備知識があることが前提で、システムやパーツに関する記述も説明なしです。
Interactive Live 2003 への道 — その2 仕様決定篇
紆余曲折を経て、Amigaのメンテナンスおよび増強の計画は
以下のような方向になりました。
1.新品のPowerTower for A4000 セットを導入
2.HighFlyer4000の安定化
3.PowerTowerとHighFlyerを下記の同仕様にする
- Cyberstorm MK III(060/50MHz)搭載
- RAM増設
- PowerTowerA4000にPAR搭載(HighFlyerには搭載済み)
- ネットワークカード X-surf搭載
- ScalaMM400インストール(1セットはあり)
4.ToastScanで液晶モニター化
不確定要素がある2台をメンテするより、1台は確実なもののほうがいいだろうというわけで、新品のPowerTower for A4000 導入を決めました。
HighFlyer4000は、タワーに近い(?)構造なので、そのケースはそのまま使ってタワーと仕様を揃えノーマルなA4000はHighFlyer4000のパーツ取りにする、というわけです。
“PowerTower for A4000″は、Elbox Computerが”E/BOX 4000″という名前で製造しているA4000(デスクトップ)用のタワー化キットですが、イギリスのショップ(ベンダ?)PowerComputingがPowerTowerと名付けて売っているようです。
購入予定のSoftwareHutでもPowerTowerという商品名で売っています。
PowerTower for A4000 (以下、PowerTowerA4000と略)には以下の仕様のバスボードがセットになっています。
- 7 x ZORRO II/III Slots
- 2 x Video Slots
- 5 x ISA Slots
ただ、このころすでにPowerTower向けのMediatorPCI用バスボードも別に発売されており、それは以下の仕様になっていました。
7 x ZORRO II/III Slots
1 x Video Slot
5 x PCI Slots (Enabled by optional Mediator 4000)
わたしは最初、PCIバスがついたバスボードのことをMediatorPCIと呼ぶと思っていたんですが、PCIバスを有効にするコントローラカードがMediatorPCIなんですね。
しかも、MediatorPCI用バスボードには、PowerTower向け以外にもデスクトップ用など数種類があり、けっこう混乱した記憶があります。
で、ここで問題となるのが、PCIを取るかISAを取るかということです。
と言いますのも、搭載予定のPARはZorro用なのでどちらでもいいのですがTBCはISA用なのでPCIバスボードでは使えません。
TBCのためにはPowerTowerデフォルトのISAバスを選択することになります。
ちなみにHighFlyerのバスボードは、A4000のオリジナルバスボードと組み合わせて使うのですが、組み立てると以下のような仕様になります。
- 4 x Zorro III Slots
- 2 x Video Slot (1 inline with Zorro)
- 6 x ISA Slots (3 inline with Zorro)
では、次回はようやくブツが到着したの巻です。