ハードディスクが止まる前に

さて、Psionパーツが届かないので、正月休みには別なことで時間を潰すことにした。
ラップトップPCとヴィデオレコーダのハードディスク換装である。
仕事か読書でもすればよかろうと自分でも思うのだが、インフルエンザから生還したばかりで、そのような生産的で向上心のあることはする気にならないのである。

インフルエンザ(A型)というのは初めてかかったのだが、検査をしていなければ風邪のひどいやつだと思っていたであろう。
世に言うほど違いはない。
しかも、診察した医師は、大きな総合病院のくせして「タミフルはおすすめしない」だの「アメリカじゃあんまり使ってない」だの「たいして効かないのに日本だけ」だのと、まるで陰謀論者のようなことを言う(笑)。
「いや、薬自体は問題ないんだけど」と、とってつけたように言うところがまた怪しい。
そんなにオススメされない薬ならば飲まないでおいておくことにしたのだが、それでもひどい症状は1週間も経たずに治まってしまった。
予防接種もあまり効かないらしいし、インフルエンザってなんなんでしょう。
風邪のひどいやつなんじゃないでしょうか。

話が逸れた。
ハードディスク換装である。
ラップトップPCもヴィデオレコーダも、ユーザ自身がHDを換装するような仕様にはなっておらず、勝手に換装するのは保証外である。
しかし、どうせどちらも保証期間は切れている、構うことはない。
ヴィデオレコーダのほうはたまにハングアップしたり、HDが異音を発したりする。
このままではお亡くなりになる日も近そうで、施術は急がなくてはならない。

ラップトップPCのほうは、壊れる予兆があるわけでないが、購入時のカスタマイズでけちってしまったのでOSをデュアルブートにするには容量が少なく、また2年前の製品なので回転数やバッファなどHD自体の性能も低く、どうも動きが鈍い。
この機種は、HDの換装はCPUの換装よりも遙かに予算がかからないうえに、体感速度の向上という意味では効果的と言われている。
この際だやってしまおう。

こういう時に便利なのは、やはりインターネットで、分解の仕方だのヴィデオレコーダの裏メニュー(保守メニューとかサービスメニューとかメインテナンスメニューとも言う)の呼び出し方だのといった情報がいとも簡単に手に入る。
…いや、非合法なことをやっているわけではないのだが。

というわけで、ラップトップPCのHD換装は無事完了。
これを機会にFedora10の64bit版を入れてみることにした。
めったに使わないVistaは再インストールも面倒なので、パーティションごとコピーしたのだが、BIOSにシリアルナンバが入っているらしく、OSのアクティヴェイションをやり直す必要もなかった。
Fedoraは違うヴァージョンにしてしまったので単純比較はできないが、鈍亀Vistaはかなり動きがよくなったようである。

ヴィデオレコーダのほうだが、これが実はまだ終わってない。
中にたまった録画番組の整理に手間取っているのだ。
これもHDのコピーができたらどんなにラクかと思うのだが、果たしてどんなファイルシステムになっているのだろうか。
まさかNTFSやVFATってことはないだろうし…と思って、ちょっと調べてみるとext系という確証のない話がひっかかった。
換装したらLinuxでマウントできないか試してみよう。

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