わずか3ラインのAtok

先日、Fedora 10 での Atok X3 for LInux 使用について書いた。
あれでGTK系のアプリケーションでは Atok が動くのだが、Qt系アプリや emacs など非GTKアプリでは動かないことがわかった。
たとえば kwrite はターミナルから
$ env XMODIFIERS=@im=iiimx kwrite &
とかやって起動すれば、Atok も使える。
もしくは、ターミナルから
$ XMODIFIERS=@im=iiimx
$ export XMODIFIERS

とやっておけば、ログイン中は設定が生きているが、ログアウトすれば設定は消えてしまう。
ログインごとにいちいちそれをやるのでは面倒なので、パーマネントな設定にしたい。
というわけで、上の2行をホームディレクトリ中のどこかの設定ファイルに記述しておきたいのだが、.xsession .xprofile .xinputrc .Xauthority .Xresources いずれもダメ。
いろいろ試した結果、bashを使っているのなら .bashrc に書いておけばよいことがわかった。
$ vi .bashrc
XMODIFIERS=@im=iiimx
export XMODIFIERS

emacs もこれでOKである。
emacs でAtokのステイタス表示が邪魔な場合は、.Xresources に下記1行を加えればよい。
Emacs*ximStyles: XIMPreeditPosition|XIMStatusNothing
その他、ステイタス非表示の詳しい設定方法はこちら。
support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=037494
実は、これに辿り着く前は、IIIMECF を使った設定を施していたので、せっかくだから書いておく。
(IIIMECF を使わなくても上記方法だけで Fedora10 環境の emacs では Atok を使えますが、備忘録として) まず、下記より IIIMECF-0.75.tar.gz をダウンロード www.meadowy.org/~kawabata/iiimecf/ IIIMECF-0.75.tar.gz を展開しすると iiimecf というディレクトリができるので、そこへ移動。
README.ja にある通りのコマンドを実行する。
$ tar zxvf IIIMECF-0.75.tar.gz
$ cd iiimecf/
$ emacs -q --no-site-file -batch -l iiimcf-comp.el

rootになって、lispディレクトリをパスの通ったディレクトリに IIIMECF という名前でコピーする。
# cp -r lisp/ /usr/share/emacs/site-lisp/IIIMECF
必要に応じて utilディレクトリの中身をmakeしてインストール。
$ cd util/ $ make # make install
.emacs に以下の設定を追加。
(setq iiimcf-server-control-hostlist (list (concat "/tmp/.iiim-" (user-login-name) "/:0.0"))) (require 'iiimcf-sc) (setq iiimcf-server-control-default-language "ja") (setq iiimcf-server-control-default-input-method "atokx3") (setq default-input-method 'iiim-server-control)
参考サイト:
www12.atwiki.jp/linux2ch/pages/128.html
www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/9940/atokx2/iiimecf.html
d.hatena.ne.jp/MIZUNO/20080304/1204616771

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