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Fedora 16 はDelできたか

Fedora 16 にアップ・グレイド後、ファイル・マネージャ Nautirus 上で Deleteキイを押下してもファイルが削除(ゴミ箱へ移動)されなくなった。
ゴミ箱へ移動せず削除は従前通り Shift+Delete だが、ゴミ箱へ移動は Control+Delete になったらしい。
押すキイが増えるのはめんどくさいので変更したい、と思って調べてみた。
ここらへんのカスタマイズは dconf-editor というフロントエンドで行うのが便利らしい。
https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=116609

ターミナルから dconf-editor を起動し、org -> gnome -> desktop -> interface とメニューを開いていく。
can-change-accels という項目があるのでチェックする。
Nautirus を起動してなんらかのファイルかディレクトリを選択して「編集」メニューをクリック。
「編集」メニューで「ゴミ箱へ移動する」を選択した状態で Delete キイを2度押下すると、キイが記憶される。
ほかのショート・カット・キイも同様の操作で割り当てることができる。

Gnome3 のカスタマイズは dconf-editor と gnome-tweak-tool を使ってちまちまやらないといけないみたいね。

dconf-editor menu

Fedora 16 のーむさんなむさん

Fedora16 にアップ・グレイドしたものの、ヴィデオ・ドライヴァのせいか Gnome3 (Gnomeシェル)が動かない。
クラシックGnome+Compiz(フォールバック・モード)で動作させることはできるが、Gnome2と同じわけではなく、Gnome2とGnome3の中間みたいで、メニューへのアクセスなど、非常に使い勝手が悪い。まさに中途半端。
さてどうしたものか。というのが前回までのお話

Gnomeをいろいろいじくるのはめんどくさいし、根性がないので、KDEに転向を試みてみた。
これがまためんどくさい。
それでもカスタマイズしてそれなりに使いやすい環境にしてみたが、どうにもなじめない。
体質的なものだろうか、昔からKDEはしっくりこないのだ。
しかも、KDEでGTK+アプリケイションを使用すると小文字eが大文字Cに文字化けするという意味不明現象が起こることがあり、BeatlesがBCatlCsになったりする。なんの暗号か。回避方法もわからない。

やっぱりGnomeに戻ろうかと調べていたら、Gnome3 環境でも Gnome2的にデスクトップを表示させたり、右クリックでメニューを表示させたりが可能とわかる。
gnome-tweak-tool というのをインストールすればよいのだ。
ちゃんとドキュメントに目を通してないから悪いのだ。
http://docs.fedoraproject.org/ja-JP/Fedora/15/html/Release_Notes/sect-Release_Notes-Changes_for_Desktop_Users.html

そんでもって、いま使ってるグラフィック・ボードでもNVIDIAの最新公式ドライヴァならGnome3が動くらしいとわかったので、試してみる。
http://www.nvidia.com/object/linux-display-amd64-275.43-driver.html

rpmfusion版のドライヴァkmod-nvidiaでもGnome3は動かなかったが、本家版では動いた。
カーネルによってはドライヴァのインストールすらできないこともあるが、最新カーネルではうまくいく。インストール後に nvidia-xconfig で xorg.cong を生成してやるとよいようだ。
Deviceセクションはこんな感じ。

Section "Device"
Identifier "Device0"
Driver "nvidia"
VendorName "NVIDIA Corporation"

Gnome3に関してはあまりよい評判はきかないし、デフォルトではMac並みに自由度が低いのはいただけない。
ただ、超シンプルなデスクトップやAndroidみたいなユーザ・インタフェイスは嫌いではない。むしろ好き。

Gnome3 デスクトップ その1

Gnome3 デスクトップ その2

Gnome3 デスクトップ その3
Gnome3 デスクトップ その3

前回のGTKアプリケイションでAtokが使えない問題は、KDE系の代替アプリケイションを使用するという消極的な方法で回避した。
GnomeでQtアプリケイションを使用した場合、KDEでのフォント設定が反映されず、とってもひどい見栄えになるのでイヤだったのだが、解決方法がわかった。ターミナルから qtconfig-qt4 を起動して設定するといいらしい。
http://blog.goo.ne.jp/gleaning/e/eaad60d91cfbba753a1a3871c47e3853

Gnome3で見た目が激変したけれど、ブートローダもGrub2になって設定方法が大きく変わった。これはユーザ・インタフェイスとしては改悪じゃないかなあ。
/etc/default/grub や /etc/grub.d/ 以下のファイルをいじくって、このコマンドで設定を反映させるらしい。
grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

とにかくこれで環境はなんとか整ったので、しばらくは Gnome3 でいってみたい。


01/21追記
「KDEでGTK+アプリケイションを使用すると小文字eが大文字Cに文字化けする」問題だが、Gnome3でも「PがNが化ける」問題が発生した。
原因はフォントのようで、パスが通っていてちゃんと使えているのだが、モトヤやmplusなど一部のフォントをシステムのデフォルトとして設定すると、上記の不具合が発生するようだ。
なので、いまはあまり好きではないがVLフォントを使用している。

Fedora 16 うーむのーむ

Fedora15 から Gnome3 が採用になってデスクトップ環境が大きく変化した。
リリース時にサブ・マシン(ラップトップ)へインストールしてみたのだが、なかなか慣れそうにないし、ヴィデオ・チップが古いせいか、動作(表示)が不安定だったりする。ネットを徘徊しても環境依存ではないバグも多いようだった。
また、Gnome3環境(のGTK+3アプリケイション)では Atok X3 for Linux を使えないという話で、ユーザによるパッチが配布されてたが、めんどくさそうで二の足を踏んでいた。
けれど、Fedora14 のメインテナンス終了が近づいてきたし、Fedora16になってGnome3も安定してきたようなので、ようやく重い腰を上げてみた。

Fedora16 がインストールされたサブ・マシンに Atok X3 for Linux をインストールしてみる。インストール方法は Gnome2 時代と同じ。
http://moderoom.fascination.co.jp/modules/DayScanner/archives/235

話にきいていた通り、ChromeやFirefox, LibreOfficeなど非GTKなアプリケイションでは動作するが、たしかに gnome-terminal や gedit などのGTKアプリケイションでAtokは動作しない、ように見えた。
ところが、アプリケイションのウィンドウは上で右クリックすると「入力メソッド」というメニューが出るので、サブ・メニューから「xの入力メソッド」を選択すれば、Atokが使えるようになることがわかった。

Fedora 15

Fedora16からの機能なのかもしれないが、そのへんはよくわからない。毎回いちいち設定するのは面倒だが、とのかくこれでなんとかなりそうだ。
というわけでサブ・マシンでAtokの動作が確認できたので、メイン・マシンも Fedora 16 へアップ・グレイドしてみることにした。
アップ・グレイドは大きな問題はなく終了。
しかし、Gnome3が正常起動せず、フォールバック・モードになる。どうもグラフィック・ボードのドライヴァが対応してないようだ。
うーむ。
Atokのインストールには SCIM をアンインストールしなくてはならなかったが、大きな問題はなく終了。
非GTKアプリケイションからは問題なく使える。
しかし、GTKアプリケイションでは上記の「入力メソッド」に「xの入力メソッド」がない。
うーむ。
いろいろインストールしたりアンインストールしたりしたがダメ。
Fedora16をいわゆるクリーン・インストールしたサブ・マシンのほうでうまくいってるというのに。
どうしようかな。
うーむ、のーむ。

Fedora12リリース

Fedora 12 が11月17日にリリースされた。
インストールDVDやyumからのアップデイト(アップグレイド)ではなく、今回は preupgrade というGUIツールを使ってみる。
シェルから preupgrade と打ち込めば起動する。
rootでない場合は、パスワードを求められる。
日本語化されていないが、たいしたオプションはないので、ガイダンスに従って[進む]をクリックしていくだけ。

preupgrade

preupgradeの詳細はこちら
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a092fedora9up.html
http://bitwalk.blogspot.com/2009/05/preupgrade.html

シェルを見ると依存性がどうたらいろいろアラートが出ているがpreupgradeのほうで勝手に解決しているらしく、パッケージのダウンロードに移行。
Downloading 2.4GB だから当然だが、けっこう時間がかかる。
Generating metadata for preupgrade repo 100% で終了。
30分かかった。
じゃ Reboot Now をクリック。
しかし、再起動後、マウスポインタが表示されて処理中のぐるぐる輪が表示されるだけで止まってる。
ひと晩放置しておいたが、なにごとも起こらないので再起動すると、なにごともなかったかのようにFedora11が従前通りに起動する。
grub.confを見ると「Upgrade to Fedora12」というのがあるので、今度はそれを選んで起動。
今度はちゃんとアップグレイドのGUIインストーラが起動したが、/mnt/sysimage/boot が 13MB 足りないというエラー・メッセージが出る。
DVDからrescueモードで起動した時なんかと同様に /mnt/sysimage 以下にハードディスクがマウントされているようだが、/mnt/sysimage/boot にF12のブートイメージをインストールしようとして、容量不足でエラーが出たもよう。
bootパーティションを広げるにはほかのパーティションを狭めねばならず、とかく再パーティショニングはファイルシステムを壊しやすい。
bootにはブートイメージが4種類もバックアップされているので、3種類は削ってbootの容量を減らすことにする。
ようやくアップグレイド・パッケージがインストールされた。
ちなみに、ダウンロードされたパッケージは /var/cache/yum/preupgrade-fedora/ に一時保存されているもよう。

Fedora12は問題なく起動し、問題なく動作した。
言われないとFedora11と変わった気がしない。
AtokやVirtualBoxは再インストールしなくてならなかったけど、そのくらいか。
AtokのインストールはF11と同じで大丈夫だった。
ただ、GTKのヴァージョンが変わったせいだと思うが、Atokの変換候補表示がまたこんな感じになってしまった(*1)。
VirtualBoxはF12用パッケージも用意されていて安心。
デフォルトの状態では動作すらしないVMwareとは雲泥の差。

サウンド関係は不具合があった(音が出ないなど)が、PulseAudioを抜いてしまって、alsaだけにしてしまえば問題ない。
解決とは言えないけど、べつにPulseを使う利点はほとんどないし。
Realtek 1200 8ch というオンボードの一般的なチップが普通に使えないとは今どき話にならん。
音を鳴らすだけでえらい苦労した10年前のLinuxじゃないんだから。

ラップトップ機のアップグレイドでは、NVIDIAのドライヴァ(GeForce Go 7400)がrpmfusionでは未対応で難儀したが、ラクしてAtrpmsのほうから持ってきた。
http://www.atrpms.net/dist/f12/nvidia-graphics-devices/
http://www.atrpms.net/dist/f12/nvidia-graphics-helpers/

まずはそんなところでございます。


*1
2010/01/26追記
これはAtokを再インストールした際にアップデータを適用し忘れていただけで、このモジュールをインストールすれば問題なし。
http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=044668

flybackできず

Linux用のバックアップツール flyback が0.5xから0.6xに上がっていた。
http://code.google.com/p/flyback/

インストールしようとしたら、tarボールではなく、debパッケージしかなくなっている。
debからrpmにカンタン変換するために alien というプログラムをインストールする。
http://ftp.debian.org/debian/pool/main/a/alien/

最新の alien_8.78.tar.gz からrpmを作ろうとしたら、specファイルは用意されているのだが、specファイル上の記述が8.77のままなので、8.78に書き換える。

$ rpmbuild -ta alien_8.78.tar.gz
$ su
# rpm -ivh ~/rpmbuild/RPMS/noarch/alien-8.77-1.noarch.rpm

これで alien のインストールは終わり。

$ alien -r flyback_0.6.1_r111-1_all.deb
$ su
# rpm -Uvh flyback-0.6.1_r111-2.noarch.rpm

これで flyback のアップグレードは終わり。
しかし、起動して設定しようとすると、次のようなエラーが出る。

flyback

どうやら0.5xと違って0.6xはバックアップ先として外付けのストレージしか指定できないようになったらしい。
外付けの大容量ディスクは持ってないので、しばらく0.5系を使うことにする。

意味ないじゃん。

ネットブックは100円PCじゃない

日本ではいつしか100円PCと呼ばれるようになったネットブック。
サイヲンの商標権を侵害したせいだ…というのはウソだが、なんだかその意義を矮小化されたような気がしてならない。

ASUSがEeePCを発売した当初は、まだネットブックという呼称すらなく、UMPCの一種として扱われ、いわゆるデジタル・ガジェット愛好家(笑)の間で話題になるに過ぎなかったが、今やマニア向けどころか、ジャパネットたかたでビギナー向けに売られていたりする。
HPやDELLが出すならまだわかるが、これまで無駄に高いラップトップを販売してきた日本のメーカまでもがネットブックというご時世となった。
ネットブックの呼称を作ったインテルにとってはAtomの一大市場だ。

かつて我々は、ウィンテルン帝国が強く推奨するスペックのインフレ地獄に耐えながらPCを使ってきた。
使用目的や作業内容は10年前と変わらないにもかかわらず、なぜにアプリケーションの使用メモリは日々増大し、OSのアップグレードとマシンの買い換えを強要されねばならんのか。
もちろんそこにはネット・インフラの拡充によって必要とされる処理能力も上がったとか、いろいろと言い分はあるわけだが、どうにも買い換え強要のカラクリにしか見えなかった。
モバイルPCなんて主目的はWeb閲覧とメイルの読み書きなんだから、OSも本体も軽く小さいほうがよい、Windowsである必要さえない、値段も安いに越したことはない、なんてユーザの声にはまったく耳を傾けなかった。

しかし、そこに突如出てきたのがEeePCだった。
ロウ・スペックながら、小さく薄く軽く、Webとメイルには必要充分なハードウェア構成、OSはLinuxを採用、でもって500ドルを切る価格。
「やっぱりWindwsがいい」という向きには、Windows搭載機も出したが、それはマイクロソフトが強く推奨するVistaではなくXPだったし、そもそもVistaがまともに動くスペックのマシンではない。

これはまさにセカンド・マシンもしくはモバイルPCとしてユーザが求めていながら、大手PCメーカや家電メーカは決して出さないマシンだった。
儲からない、という単純な営業的判断もあったろうが、マイクロソフト方面を窺っての政治的判断もあったろう。
少し前なら、これは「許されない」マシンだったのだ。
ところが、EeePCおよびネットブックの成功は、インテルやマイクロソフトの戦略にさえ影響を与えるほどだった。
インテルは以前からすでにマイクロソフト一辺倒の企業戦略ではなくなっていたが、こうしたネットブック的な位置のマシンにも有効な市場があることを再認識したはずだ。
Vistaの不評により、XPのサポート延長を余儀なくされていたマイクロソフトも、ネットブックのヒットにより、XPをライセンスするマシンの基準を緩やかにせざるを得なかったし、Windows7の設計や発売時期にも少なからぬ影響を与えたのではないかと思われる。

PC史上において、ネットブックはそうした「パンク」な存在であった、はずだ。
にもかかわらず、日本ではLinux搭載機は発売されず、イーモバイルとの抱き合わせ販売で「100円PC」として売られる始末。
これでは、ネットブック本来の革命的意義は半減してしまう。
ただのロウ・スペックの安物PCである。
とはいえ、それでも、ユーザの選択肢が広がったという意義はあるだろう。
ラップトップをメイン・マシンとする層には、15万円以上のそれなりのスペックと価格のマシン、セカンド・マシンもしくはメイン・マシンでもそれほどスペックを要求しない層には10万円前後のマシン、モバイル用途もしくは家でもWebとメイルくらいにしかPCを使わないという層には5万円前後のネットブック、というように。
ネットブックが本来4万円〜5万円はするということを知らずに「100円PC」を買ってしまったたひとは、サギとも思わず、通信費と端末使用料を毎月支払うのだから、それでいいのである。

EeePC

ATOK X3 for Linux が GTK+ 2.16 に対応

こちらの記事で Fedora 11 Preview Release での ATOK X3 for Linux 使用において、変換候補の解説ウィンドウ表示に不具合がある旨を書いた。
また、あとになって気づいたのだが、Atokパレットから環境設定や辞書登録などのユーティリティを起動することもできないこともわかった。
しかし、こうした不具合はF11PRに限った話ではなく、GTK+ 2.16 を使ったシステムで起きる不具合だったようで、Ubuntu 9.04 でも同じような現象が起きていたらしい。
というわけで、ジャストシステムから’アップデート・モジュール配布のお知らせが来た。

▼ATOK X3 for Linux Ubuntu 9.04(GTK+ 2.16) 対応モジュール▼
http://support.justsystems.com/qadoc?QID=044668&m=jui4x01
(ファイルサイズ:約68KB)
─────────────────────────

【回避項目】
本モジュールの導入により、以下の現象を回避します。
…………………………………………………………………
・Ubuntu 9.04(GTK+ 2.16の環境)で、ATOK X3 for Linux の
電子辞典検索ウィンドウ、同音語用例ウィンドウ、解説ウィンドウ、
ATOKパレット(縦型に切り替え時)が正しく表示されない現象

ぱっと見で「Ubuntu 9.04」が目に入ったので関係ないかと思ったのだが、よく読むとGTK+の問題らしい。
試しに導入してみた。
インストーラなどはない。
ダウンロードしたファイルを展開するとできる /opt/atokx3/lib/client/jsgtkext.so を入れ替えるだけ。
念のためバックアップを取ってから差し替えたが、不具合が解消され、こうしてちゃんと動作している。

atrok_01atrok_02

こうしてアップデータを出してくれるのはありがたいが、最近のシステムにも根本で対応したニュー・ヴァージョンの ATOK for Linux のリリースが望まれる。
と、真面目に締めてみる。

Fedora 11 PR は動いたか (VI) DVD篇

今日から6月である。
当初の予定ではとっくに Fedora 11 が正式リリースされているはずだったが、5/26→6/2→6/9とのびのびになり、まだリリースされていない。
とはいえ、もうプレヴュー・リリースからは1か月以上が経ち、F11は自分にとってすっかり過去のこと(笑)になってしまっているが、DVDの扱いについてちょっと書いておきたい。

DVD/CDの作成にはKDEのK3bを利用している。
LinuxにはさまざまなDVD/CD作成のフロントエンドがあるけれど、いろいろ使ってみた結果、機能や使い勝手がいちばんいい感じなのがK3bで、ここ数年はずっとこれを使っている。
ところが、F11PRにしたせいか、ハードウェア環境を変えた(ドライヴは変えていないが)せいか、原因は定かではないが、DVDが焼けなくなってしまった。
そう頻繁に使うわけではないのだが、このままでは困る。
試行錯誤の結果「書き込みモード」が「自動」だとエラーが出るようで、ここを「DAO」に指定してやるとうまくいくことがわかった。
なんで?
よくわからんが、ローカルなハードウェア環境が原因の可能性も高いので、とりあえず放置してみる。
DVDドライヴ(いわゆるマルチドライヴ)は2台載せているが、もともと1台は不調というかダメダメだったので、買い換えて試してみようかと思う。

さて、もうひとつは、DVDの再生。
DVDの再生には、MP3などほかのマルチメディア関連技術同様、めんどくさい権利問題があって、多くの非商用Linuxディストリビューションでは、デフォルトではDVDの再生ができないようにしている。
特にFedoraなどプロプライエタリなソフトウェアを入れないことになっているディストリビューションでは、ここらへんは厳密だ。
とはいえ、いわゆるノン・フリーなソフトウェアも、サードパーティでパッケージ化されて配布されており、今は RPM Fusion あたりに集積しているので、YUMのリポジトリに加えておけば、さほど苦もなくDVDの再生もできる。
ここでDVDやCSSの規格そのものの問題は取り上げないけど、ちょっと古いがここらへんの記事が参考になるか。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/299playdvd.html
http://shino.pos.to/linux/css.html

ところが、ライセンス問題がいよいよこじれてきたのか、単にプレヴュー段階なので作られていないのかはわからないが、libdvdcssだけはFedora11用にパッケージ化されていないようなのだ。
しょうがいないので、自分でソースをRPMにしてインストールする。
いや、べつにRPMにしなくてもいいんだけどさ、気分の問題。

まずはここからソースファイルを入手。
http://download.videolan.org/pub/libdvdcss/1.2.10/
libdvdcss-1.2.10.tar.bz2 でも libdvdcss-1.2.10.tar.gz でもお好みで。
SPECファイルが同梱されているので、まずはrpmbuildでコンパイルしようとするがエラーが出る。

$ rpmbuild -ta libdvdcss-1.2.10.tar.gz
エラー: ファイル /tmp/libdvdcss-1.2.9.tar.bz2: そのようなファイルやディレクトリはありません

SPECファイルを見ると、古いlibdvdcss-1.2.9.tar.bz2のものをそのまま同梱しているようだ。
なので、tarボールを展開してlibdvdcss.specを書き換えて再圧縮する。
このあたり、今どきのディストリビューションはGUIでできるから簡単だ。

2行目
%define version 1.2.9
→%define version 1.2.10

23行目
Source: %{name}-%{version}.tar.bz2
→Source: %{name}-%{version}.tar.gz

再びrpmbuildするがまたエラー。

$ rpmbuild -ta libdvdcss-1.2.10.tar.gz

伸張ファイルの検査中: /usr/lib/rpm/check-files /home/kasiko/rpmbuild/BUILDROOT/libdvdcss-1.2.10-1.x86_64
エラー: インストール済み(ただし未伸張)ファイルが見つかりました:
/usr/lib64/pkgconfig/libdvdcss.pc

RPM ビルドエラー:
インストール済み(ただし未伸張)ファイルが見つかりました:
/usr/lib64/pkgconfig/libdvdcss.pc

なんだろ、と思って調べてみると、ファイル指定が足りないらしい。
http://lab.hde.co.jp/2008/10/-orz.html
http://2000.blog.so-net.ne.jp/2008-06-05-2

92行目あたりの以下のセクションに追加

%files -n %{libname}
(省略)
/usr/lib64/pkgconfig/libdvdcss.pc

めでたく rpmbuild が通って ~/rpmbuild/RPMS/x86_64/ 以下に次のパッケージができあがったのでインストール。
libdvdcss-debuginfo-1.2.10-1.x86_64.rpm
libdvdcss2-devel-1.2.10-1.x86_64.rpm
libdvdcss2-1.2.10-1.x86_64.rpm

DVDの再生だが、Fedora 11 には、マルチメディア再生フロントエンドがたくさんパッケージ化されている。
MPlayer系だけでも、GNOME MPlayer, SMPlayer, KMPlaye があり、ほかにも Xine, GXine, VLC, Totem, Kaffeineなどなど。
ざっと使ってみたところ、どれも一長一短あるが、Qt系のSMPlayerがいちばんいい感じなので、とりあえずはこれを使っている。
ほんとは Amaroc や Audacious にDVD再生機能ががあればいいんだけどな。

SMPlayer
SMPlayerはWindows版などもあるようだ
http://smplayer.sourceforge.net/

Fedora 11 PR は動いたか (V) サウンド篇

せっかくだからマザーボードに添付されたドライヴァを入れてみようかと思ったら、インストーラがコケて音が鳴らなくなってしまった。
試行錯誤した結果、 /lib/modules/2.6.29.2-126.fc11.x86_64/kernel/sound/ 以下がきれいさっぱり消え失せていることが判明。
結局、カーネルを再インストールして解決。
このような人間が書いている文章だから、以下の記述も、使い手に問題があるのかもしれないと思って読んでいただきたい。
(どういうお願いだ)

さて、Fedora11からデフォルトのサウンド・サーヴァとしてPulseAudioが採用された。

Fedora 11 Overview
properly set up sound sources. These are all exposed in the volume control on the desktop, making for a very confusing user experience. PulseAudio allows us to unify the volume controls in one interface that makes setting up sound easier and more pain-free.

PulseAudioが導入されたのはFedora10からだったように記憶しているが、違ったかもしれない。
と思って調べてみたら、Fedora8からあったぽい。
使ってなかったんだな、きっと。

PulseAudio はアプリケーションごとにサウンドの設定ができるのがウリらしいが、要はWindowsVistaで採用されたサウンド設定なんかと一緒の仕組みである。
実はVistaでもあれが非常に使いにくくてイヤだったのだ。
マシン上にサウンド・デヴァイスが1種だけならいいのだろうが、複数ある場合、非常にやりにくい。
たとえば、録音デヴァイスを選択したり、録音レヴェル調整したりといった設定がわかりにくく、手間がかかる。
(う〜ん、自信ないな…悪いのは自分なのか?)

PulseAudio でも同様のことが言え、しかも、使いにくいだけではなく、音が小さい、ブツブツとノイズが入る、動作が不安定、といった問題がある。
特にQt系アプリケーションとの相性が悪いようで、KDE系では使わないほうがよいようだ。
個人的に致命的なのは、よく使うプレーヤのAudaciousで音が鳴らないこと。
どうも alsa-plugins-pulseaudio にバグがあるようだ。
バッファを調整すればよいようなことを書いてあって、確かにそれで改善したこともあったのだが、なんだか鳴ったり鳴らなかったりで、alsaで鳴らしたほうがずっといい。
http://www.pulseaudio.org/wiki/PerfectSetup#Audacious
Fedora11PRは日々アップデートしているので、こうした問題もすぐに解決するかもしれないが、とりあえず2009年5月11日時点では、そうした不具合がある。

Fedora10までならば PulseAudio をアンインストールすればよかったのだが、Fedora11ではなぜかGnomeのサウンド設定が PulseAudio と一体化していて、サウンド・サーヴァの選択ができないなのだ (KDEではちゃんと選択できる)。
実は、インストールした時点では、Fedora10と同じサウンド設定ツール (gnome-sound-propaties) があったのだが、アップデートしているうちに gnome-volume-control と置き換えられしまった…ようなのだ。
「ようだ」の連発で申し訳ないが、初期状態に戻して検証するのがめんどくさい、
どうせ正式リリースまでにはまた変わるだろうし。

とりあえず alsa-plugins-pulseaudio だけアンインストールして、alsaを使うアプリケーションではPulseAudioを通さずalsaを直に使うことにする。

ちなみにこれがFedora10までのサウンド設定ツール(gnome-sound-propaties)とミキサ・ツール(gnome-volume-control)。
Fedora10のミキサ・ツール(gnome-volume-control)からはデバイスの選択もできた。

gnome-sound-propaties

gnome-volume-control

こちらがFedora11PRのサウンド設定ツール。

gnome-volume-control F11

gnome-volume-control

gnome-sound-propaties がなくなって、gnome-volume-control に置き換わってしまった。
ヴォリューム調整アプレットの「サウンド設定」でも「システム→設定→ハードウェア→サウンド」でも同じ gnome-volume-control が起動する。
ログインの効果音やイヴェント音といった設定もできなくなってしまった。
Fedora11版の gnome-volume-control ではデヴァイスの選択ができないので、alsaを使っているアプリではalsaのミキサを別に起動しなくてはならない。

こちらは、PulseAudio Volume Control (pavucontrol) というツール。
gnome-volume-control より詳細な設定ができ、デヴァイスの選択も可能なようだが、すぐにクラッシュして使い物にならない。

PulseAudio Volume Control

というわけで、Fedora11PRの、というかGnomeの、というかPulseAudioの使い勝手もろもろでした。
F11PRについて5回にわたってちゃごちゃ書きましたが、全体としては、よくできてるんじゃないでしょうか。
ハードウェアを変えてしまったので単純比較はできませんが、動作が軽くなったという話も聞きます。
わたしの場合は、ハード環境が4年くらい一気に進化してしまったので、そりゃもう、軽快です。
アプリケーションってこんな瞬間的に早く起動するもんだったのね。
ext4のよさはまだ実感できてませんが、OSの起動が速くなったは関係しているのかなあ。
まあ、そういった話はまた追々。

Fedora 11 PR は動いたか (IV) ネット関係とか 篇

Fedora10同様にFedora11PRも、ログインするとなぜかeth0の接続が切れる。
OSのブート時にはちゃんと起動されているデバイスなのだが、どうも解せん。
NetworkManagerを抜いてしまっているせいかもしれない。
仕方がないので、rc.localにnetworkをrestartさせるよう書いておく。

Firefox3.5あれこれ

Fedora11ではデフォルトのブラウザとして、Firefox3.5のβ版がインストールされる。
Firefox3.5はβ版だけに、対応していないアドオンが多い。
それはちょっと困るので、Firefox3.0にしたいというのが人情。
しかし、Fedora11PRではFirefox3.0のパッケージは用意されていない。
正式リリースのFedora11でもたぶん同じだろう。

Fedora10用にはFirefox3.0のパッケージがあり、64bit版もある。
ところが、これを入れるとなると、依存関係の解消するのに入れ替えなければならないパッケージが100以上あったりして、非常に面倒なことになってしまうので、パス。

ならば32bit版のTarボールでFirefox3.0をインストールすればよかろうと思う。
Firefox3.0互換のFlockでもよいだろう。
ところがだ。
なぜか32bit版のFirefox3.0やFlockでは、Atokで日本語入力できないのだ。
非GTKアプリ同様に、.bashrc とか .Xresources とかになんか書いておけばよいのかとも思うが、ようわからん。
検索したところ、Atokではないが、iiimxのバグ(?)としてFedora10環境でも同様の報告がなされていたので、諦めることにした。

消極的な解決策として、使えないアドオンのうち、同機能で3.5対応のあるものはそっちへ乗り換え。
幸い、常時使っているアドオンはだいたい3.5対応が見つかったので、あとは3.5対応は時間の問題と諦めることにした。
3.5対応の代替アドオンがないやつを使ってサイトを見るだけならFlockでも立ち上げればよい。

今回、OS自体は新規インストールしたが、ホーム・ディレクトリはFedora10(32bit)環境から引き継いでいる。
なので .mozilla/plugins/ なんかも旧環境のままだが、プラグインはデフォルトの状態でだいたいOKなようだった。
Flashプラグインは、32bit版でも環境によっては動くのだけど、今の環境ではブラウザごと落ちてしまうので、64bit版のα版を入れる。
こちらは問題なく動作。
http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer10.html

AdobeReader(Acrobat)のプラグインは入れているにもかかわらず、なぜかPDFをブラウズするとEvinceが起動するが、これはかえって望ましい動作なのでよしとする。
Evinceで機能的に不足はないし、動作が機敏であるからして。

Skypeとか

Skypeはオフィシャルに配布されている32bit版が動作するが、これも32bit版ライブラリが必要となる。

# rpm -ivh /tmp/skype-2.0.0.72-fc5.i586.rpm
警告: /tmp/skype-2.0.0.72-fc5.i586.rpm: ヘッダ V3 DSA signature: NOKEY, key ID d66b746e
エラー: 依存性の欠如:
libQtCore.so.4 は skype-2.0.0.72-fc5.i586 に必要とされています
libQtDBus.so.4 は skype-2.0.0.72-fc5.i586 に必要とされています
libQtGui.so.4 は skype-2.0.0.72-fc5.i586 に必要とされています
libQtNetwork.so.4 は skype-2.0.0.72-fc5.i586 に必要とされています
libXss.so.1 は skype-2.0.0.72-fc5.i586 に必要とされています
libXv.so.1 は skype-2.0.0.72-fc5.i586 に必要とされています

# yum provides libQtCore.so.4
Loaded plugins: refresh-packagekit
1:qt-4.5.0-14.fc11.i586 : Qt toolkit
Repo : fedora
Matched from:
Other : libQtCore.so.4

同様にほかのライブラリも yum provides で調べて下記パッケージをインストール。

# yum install qt-4.5.0-14.fc11.i586 qt-x11-4.5.0-14.fc11.i586 libXScrnSaver-1.1.3-2.fc11.i586 libXv-1.0.4-2.fc11.i586

依存関係の解消で22パッケージがインストールされる。
サウンドの入出力に問題があったりするが、それはPulseAudioのせいなので、また次回にでも。

CompizFusion

▲CompizFusionを導入して、ワークスペースを一覧したところ。VirtualBoxも問題なく動作。