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『ホログラムを登る男』および「WORLD CELL 2015」に関するメモ

平沢進3DAYSが終了した。
忘れないうちに私的断片メモを残しておく。
随時更新予定。

INTERACTIVE LIVE SHOW
WORLD CELL 2015

水道橋・東京ドームシティホール
2015年11月27日(金)
オープング「舵をとれ」
『ホログラムを登る男』全曲
「幽霊船」
「WORLD CELL」

2015年11月28日(土)
オープング「舵をとれ」
『ホログラムを登る男』全曲
「オーロラ(3)」
「橋大工」

2015年11月29日(日)
オープング「舵をとれ」
『ホログラムを登る男』全曲
「オーロラ(3)」
アンコール「WORLD CELL」

1998年開催「WORLD CELL」の再演(続篇)となる。
わたしは初日と楽日に会場、中日は初の在宅参加してみた。

http://interactive-live.org/world-cell-2015/

ライヴに先んじて、アルバム『ホログラムを登る男』もリリースされたが、ライヴからたった10日前の2015年11月18日発売である。こんなに新譜のリリースとライヴが近いのは初めてではないか。

http://susumuhirasawa.com/special-contents/13th-hologram/

よって、アルバム・コンセプトとライヴのコンセプトはリンクしている。というか、ライヴのプロットを作りながら、アルバムのコンセプトを作っていったのかもしれない。
なんで『現象の花の秘密』で影を潜めた(ように見える)怒りがここでまた再燃しているのか、とも思ったが、ライヴを観て納得。
そういうことか。
わたしは勝手に『BLUE LIMBO』『白虎野』『点呼する惑星』を「ディストピア3部作」と名づけていたが、ここにきて『現象の花の秘密』『ホログラムを登る男』は「カタストロフ3部作」とか「終末3部作」って感じになるのなぁ、などとこれまた勝手に考えている。
サウンド的には『突弦変異』『変弦自在』『現象の花の秘密』と続いた還弦主義完結篇というか総集篇。
P-MODEL的手法も管弦サウンドで内包できると踏んでのなんでもあり感。ヴァラエティの豊かさでいったらソロ初期3部作(統合3部作)に通じる。
各楽曲ごとの手法でいうと、既聴感の連続で、新しさというか、平沢的発見・発明は見当たらないが、このすべてを内包したスタイルこそが、平沢史的には新機軸であり、発明と言える。
「Heaven2015」「庭師2015」から「冠毛種子2015」まで。
1巡したということか。これほど「円熟」という言葉が似合わないひとが円熟期を迎えるとは意外であったが、帯にもそのようなことが書いてあるので、意図的なのだろう。

さらに見方を変えると、1曲めから9曲めまでは、10曲めのための壮大なイントロダクションだとも言える。
ラストで大団円を迎えるようなアルバム構成も珍しいといえば珍しい。

アルバムを聴いた時点では「ホログラムを登る」という行為を肯定的なイメージで捉えていた。ヴァーチュアル・リアリティを物理的リアルにしていまうミュージシャン的想像力・創造力を感じた。ない山も登るし、ない橋も渡るし、ない羽で空も飛ぶというような。
しかしながら、ライヴでは乗り越えるべき幻影として描かれている。元も子もない表現をするなら、メディアもしくは統治者が放った情報によって作られた虚構ではなく、自分の目で見た現実に還ろうというような。
平沢流「脱走と追跡のサンバ」か。
近年のインタクティヴ・ライヴは、わかりやすいエンタテインメントを追求しているので、アルバムのテーマや表現とは違うのも当然であるが。
なお、FOOさん情報によると量子論に「ホログラフィック原理」というのがあるそうな。

ライヴでは難解なカタストロフものも期待したが、エンタテインメント路線の新展開であった。
極論すれば、テーマと設定だけあるけど、ストーリーはない、みたいな。一見さん大歓迎、予習の必要なし。よい意味で史上最高に「ゆるい」インタクティヴ・ライヴ。
振るだけ振って回収されないネタ、張るだけ張って放置される伏線。
どんなアクシデントも解決される言葉。「あとはわたしがなんとかしておく」

しかし、それはそれでいいのだ。
インタクティヴ・ライヴは別次元へ向かっているのだから。
すでにインタクティヴであってインタクティヴでない、というような。
ここらへんは『音のみぞ』2号で予想した通り。

また、次回のアルバムのテーマは「食と戦争」であるという大胆予想もしたが、これもあながち外れていないのではないか。
直截的に食に言及した曲があるわけではないが、食の常識というのは、メディアもしくは統治者による情報によって作られた虚構に満ち満ちているのだから。

(続く)

2011.03.11

2011年当時スマートフォンからの写真投稿に使っていたyfrogのリソースがいつの間にやらアクセス不能になったようなので復元しておく。

3月11日@takasiko

太陽が眩しい。
posted at 06:30:39

外より室内のほうが体感温度は低い気がする。即ち寒い。
posted at 09:40:16

すんなり当選しそうで恐い。 RT: 石原氏、都知事選4選出馬へ=不出馬意向から一転 (時事通信) – Yahoo!ニュース http://p.tl/wW3H やっぱりやりやがった!
posted at 09:45:17

モーモー・チケットはプレ落籤。
posted at 09:47:09

知人のデザイナーにお願いされたので、明日で終わりだけどレイト・ショウ公開の映画です。『庭にお願い』異能ミュージシャン・倉地久美夫の世界 http://ow.ly/4ccXt
posted at 13:06:40

珍しくドトールなんぞに入った。ジンジャー・ハニー・カフェ・オレなんぞというものを注文してみた。甘い。
posted at 13:07:42

@ あ、きょうは11日でしたね。失礼しました。
posted at 14:16:19

訂正:本日まででした。 RT @takasiko: 知人のデザイナーにお願いされたので、明日で終わりだけどレイト・ショウ公開の映画です。『庭にお願い』異能ミュージシャン・倉地久美夫の世界 http://ow.ly/4ccXt
posted at 14:16:53

地震@渋谷区
posted at 14:48:16

デカい、長い。外も大騒ぎ。
posted at 14:51:04

震度4か5はあったなあ。ビルがきしんでた。外で大騒ぎの専門学校生、赤ん坊を抱えてマンションから飛び出した男とか。あ、余震。
posted at 14:55:38

臨席ジロウのCD山脈が倒壊した。打ち合わせ中だったイナガキデザインさんがラックを支えてくれた。
posted at 14:58:30

携帯電話もSMSも通じない。
posted at 15:02:48

隣でも携帯電話は通じません。 RT @ikecyan: 東京の息子にメールしたけどが返事がないです。携帯が通じないの? RT @takasiko: 携帯電話もSMSも通じない。
posted at 15:11:20

歩いて帰るか。 http://ow.ly/4cf7K 山手線 運転見合わせ 2011年03月11日 15時5分 配信 山手線は、地震の影響で、内・外回り電車で運転を見合わせています。
posted at 15:12:57

@ 無事です。電話は通じませんね。
posted at 15:14:28

また大きな余震!!
posted at 15:16:30

@ さっきそちらへ電話してみましたが、通じませんね。身体は大丈夫です。
posted at 15:18:36

@ ごめん、笑っちゃったよ。
posted at 15:22:45

壁掛け時計が止まったよ。自宅のCDラックが倒壊していないか心配だ。タクシー動いてるかな。
posted at 15:26:46

@ あ、いま事務所でイナガキさんと一緒なんです。どうやって帰ろうかな。あ、また余震。
posted at 15:27:36

こんなに天気はいいのに。http://yfrog.com/gzlpblnj
IMAG0669posted at 15:30:14

ezweb.ne.jpからのメイルは届くけど、返信してもメイルが届いてない模様。softbank.ne.jpは大丈夫なようだ。
posted at 15:35:00

バスは動いてるけど長蛇の列。http://yfrog.com/h4mquiaj
IMAG0670posted at 15:44:30

バスも運転見合わせ。歩く。
posted at 16:02:35

ちょっと雨降ってきた原宿。
posted at 16:15:47

ひとが多くて歩きにくい。北参道。晴れた。
posted at 16:30:41

タカシマヤ前でイナガキデザインさんと別れた。よい旅を。 http://yfrog.com/h2uasmnj
IMAG0671posted at 16:48:17

東新宿から神楽坂へ一直線。 http://yfrog.com/h67z2orj
IMAG0672posted at 17:09:14

自宅に着いたはいいけど、予想以上に部屋はめちゃくちゃだった。食器棚まで転倒。 http://yfrog.com/gye6urxj http://yfrog.com/gzs35bmj http://yfrog.com/h2… (cont) http://deck.ly/~Dk2Ym
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IMAG0677posted at 17:46:36

美観を損ねるためラック類に転倒防止器具を取り付けていなかったのだから自業自得ではある。さて、腹が減った。 http://yfrog.com/h6f7fdfj

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IMAG0675posted at 17:50:12

@ 北方方面・各方面も無事でした。

posted at 18:00:58

@ SoftbankはSMS停止中みたいです。
posted at 18:04:16

@ ありがとうございます。食器棚は倒れてなかったのですが、全部出てきてしまったようです。ガラスや陶器の破片が散乱してます。
posted at 18:05:18

@ エレベータも安全装置で止まってました。階段で15階まで昇ったのは、引っ越し時に物干し竿を運んで以来でした。
posted at 18:06:40

@ ありがとうございます。CDとか本とかありすぎなんですなあ。
posted at 18:07:26

歩道はひとであふれていてすごかった。バスと公衆電話に長蛇の列。ようやく携帯電話が通じるようになってきたけど。
posted at 18:08:50

@ いま見た。すごいことになってる。
posted at 19:39:38

東京ガスのWebではガスは止まっていないようだが、安全装置を解除しようとしてもダメだな。
posted at 20:09:49

@ みなさんご心配おかけして申し訳ございません。ボタンを押してもランプが点灯しないと思ったら、もともとガスは止まってなかったようです。
posted at 21:10:18

@ マンション単位で一時的にガスが止まっていただけで、戸単位の安全装置はもともと稼働していなかったようなのです。すみませんでした。
posted at 21:13:16

わ、大きな余震。
posted at 21:14:34

@ ようございました。MLにも連絡を(笑)。
posted at 21:25:12

@ 本屋は棚がすごい状況でしょうなあ。うちですらめちゃくちゃなんですから。明日以降が大変ですね。
posted at 21:27:02

銀座線、大江戸線とか頑張って復旧してるのに、JRは相変わらずトロいな。人身事故の時と同じで「安全確認」をタテにしたお役所仕事。
posted at 21:36:10

@ だって、JRは早々に「明日まで動かしません」って決めちゃったでしょ。
posted at 21:52:11

@ ほんとそうですね、いつものことですが。
posted at 21:52:49

渋公は開けてないのかな。 RT : 渋谷区役所、職員しかダメと追い返されました。避難所MAPに載ってたんですけど、と言ったら「間違った情報だ」と。渋谷区民の命を守ってくれない渋谷区役所。他の状況は http://plixi.com/p/83193020
posted at 21:54:41

NHKはUstreamでネット放送してるのか。 http://ow.ly/4coWy ニコニコ動画でもやってるらしいが。
posted at 21:59:10

@ JRって一部区間だけ運転とかってめったにやらないから不信感あるんですよね。中央線を長年使っててほんとにうんざりでした。
posted at 22:02:33

なるほど〜。 RT @reibo_jun2: @takasiko お役所仕事なのではなく、合理化で保全部門をすべて下請け委託にしてしまった弊害ですね。今や、何か起きればいちばん弱いのがJR。
posted at 22:04:03

@ ニコ動はトップページになんの案内もないのが不親切ですなあ。
posted at 22:05:10

@ あー、ごめん。トップにありましたね。目立たないけど。
posted at 22:06:32

@ いえいえ、いらついて申し訳ございません。怒ってもしょうがありませんよね。
posted at 22:10:24

@ 職場で宿泊ですか。お気を付けて!!
posted at 22:12:17

都庁や新宿区役所、都立高校は開放したらしい(NHK) RT @takasiko: 渋公は開けてないのかな。 RT : 渋谷区役所、職員しかダメと追い返されました。
posted at 22:21:11

室内復旧作業中につき花粉に加えてハウス・ダストの猛攻撃を受けている。
posted at 22:27:38

@ あと少しですね。暗いし寒いので気をつけて。
posted at 22:57:10

京王線は運転再開。JR新宿駅は封鎖。(NHK)
posted at 23:12:29

今回の地震でも、災害時には電話よりメイルやWeb、SMSやMMSよりインターネット・メイル、ガラケーよりスマートフォンやPCっていうのは、ずいぶんはっきりしたな。とにかく電話は使えなくても3G回線が生きててよかった。
posted at 23:31:49

@ もうすぐ到着ですね。夕方そこらへんを通過しました。
posted at 23:32:38

大事なCDや本、食器にばかり被害が出て、どうでもいいCDや本、食器は無事なのはどうしたことか。
posted at 23:35:45

@ 幸いうちの実家はSMS(MMS)が通じました。かなり遅延がありましたが。
posted at 23:37:33

@ 明治通りを歩きながら同伴者がおんなじことを言ってましたよ。『ドラゴン・ヘッド』みたいなだなあ、とか言いつつ。
posted at 23:53:19

なんだか船に乗ってるみたいだな。脳内で「PHONON BELT」と「CRUEL SEA」がぐるぐる再生される。
posted at 00:22:02

@ あ、いま東京でしたか。よかったのか悪かったのかわかりませんが、お気を付けて。
posted at 00:24:36

@mowaku お疲れ〜。わたししゃもう寝るです。
posted at 00:28:21

大きい揺れ@新宿区。
posted at 04:01:35

http://twilog.org/takasiko/date-110311
http://twilog.org/takasiko/date-110312
http://twilog.org/takasiko/date-110313

 

戦場のギャルズ・ライフ

世田谷文学館で開催中の岡崎京子展「戦場のガールズ・ライフ」へ行ってきた。

http://www.setabun.or.jp/
http://www.setabun.or.jp/document/pressrelease_okazaki_2015.pdf

2015-02-07 14.41.39

身近に岡崎京子マニアがいるし、自分自身はぜんぶ作品を読んでいるほどの読者ではないので、作品自体を語るのは憚られるが、単純に行ってよかったと思える展覧会であった。
「原画300点以上」との触れ込みであったが、実際このヴォリュームは圧倒的で見応えがある。もっと小規模なものを想像していたので驚かされた。

実を言うとマンガの原画展示というのにはもともと否定的なほうなのである。それは少年期に見た有名マンガ家の原画展に由来している。正直つまらない、マンガのほうが面白い――そう思って見てがっくりきたのである。そもそもマンガ原稿というのは印刷用の版下であって、それ自体は芸術作品ではない。印刷されてこそのマンガであり、マンガの芸術性である。少年の感想は正しい。
もちろん資料的価値は別であるし、たとえば大友克洋や今敏といった画力で見せることができるマンガ家となると話は違うが、1枚絵として見て面白いマンガというのはそうそうない。
そうした意味で、原画が300点と言われても、見る前はそんなに期待していなかったであるが、あにはからんや、これがよい。
くらもちふさこや大島弓子は、見開き単位でのレイアウトが天才的だが、岡崎京子も明らかにその系譜にいるわけだ。
展示自体もレイアウトやデザインが凝ってるなと思ったら(順路が少々わかりづらくはあるが)公式図録の装幀を手がける祖父江慎によるものだった。

300点もの原画を見て、頭に残ったことがもうひとつ。「ああ、写植だなぁ」ということ。岡崎京子が休筆を余儀なくされた1996年は、写植からDTP(コンピュータ・パブリッシング)への移行期で、雑誌記事からはほとんど写植が消えていたように記憶しているが、マンガ業界はまだまだ写植が使われていたようだ。岡崎作品は写植時代にある。

思えば、岡崎京子とは(一方的に)すれ違いばかりである。
岡崎京子が注目されたきっかけは、橘川幸夫が創刊した投稿誌『ポンプ』だが、彼女の作品が掲載されるようになったころ、ぼくは「ポンプ離れ」をしていたので、その時代をあまり知らない。
80年代半ば、ぼくは橘川幸夫事務所でアルバイトしていたのだが、たびたび遊びに来ていたらしい岡崎京子と顔を合わせたことはない。彼女がよく観にきていたというP-MODELのライヴで1度見かけた程度である。
岡崎京子は創刊当初の『よい子の歌謡曲』にも投稿していたけれど(なん号だっけ?)ぼくがスタッフになったのはもっとあとの話なので、ここでもすれ違っている。そういえば、展覧会で展示さされていた原画にも、松本伊代っぽいアイドルが「よい子のカヨー曲のみなさん」とか言ってる絵があったな。
89年に橘川幸夫事務所のスタッフだったMさんにグループ・インタヴューの原稿を書いてもらった際、彼女と仲のいい岡崎京子にイラストを依頼することになったのだが、交渉はMさんがすべてやってくれたので、ぼくはまったく接触がなかった。おまけにイラストがあがった際、連日の徹夜で死んでいたいたため、受け取りは別の編集者A山くんにお願いしてしまった。なんとも失礼な話であるし残念なニアミスである。

では、読者としてはどうかというと、これがまた完全に「後追い」なのである。もちろんリアルタイムに読むことは読んでいたが、岡崎京子が描く女性はどうにも好きになれなかった。なにかこうイヤな気持ちにさせられるのである。あとから思うにそれこそ彼女の才能なのだけど。激情型であれ放蕩型であれ「落ちていく女のコ」は見たくなかったのかもしれないし、単純にああいう女のコが恐かった。

積極的に読むようになったのはずっと時代がくだって、94年に『ヤングロゼ』に掲載された読み切り「チワワちゃん」からである。『ヤングロゼ』は角川のくせにいい意味で集英社くさく、大島弓子、岩館真理子、小椋冬美といった、狭義のレディース・コミックではない「成長した少女マンガ」が読める貴重な雑誌であり、毎号買っていた。
「チワワちゃん」は、死んだ女のコについて、彼女を断片的に知る周囲の人物たちにそれぞれ異なる視点による記憶から語らせ、ひとりの人物を造形していくという形式の作品であり、突拍子もない物語ではないのだが、なぜだかひどく衝撃を受けた。ここには彼女の発明がたくさん詰まっていたと思う。むかしからの岡崎読者にはどう受け取られた作品なのだろうと思っていたのだが、展覧会の作品解説にも「ひとつの到達点」とか記されていたので(もうちょっと違う表現だったかも)ぼくの感性もひとりよがりではなかったようだ。
ここから遡って単行本を読むようになっていったのだが、同名の短篇集として「チワワちゃん」が単行本化された96年に岡崎京子の作家活動は中絶してしまっている。

2015-02-07 15.44.03
台座には「TO BE CONTINUED」

ところで岡崎京子は80年代の前期と後期の違いについて語り、前期のほうが好きと言っていたらしいが(原典は呼んでいない)ニュー・ウェイヴ好きなら誰しもそう思うのではないか。

2015-02-07 16.06.05
芦花公園の白梅
2015-02-07 16.05.07
芦花公園の紅梅

 

献本できてよかった

秋元一秀はP-MODEL凍結前のステージ袖で見かけたのが最初だったと思う。
スタッフというか準メンバーのように見えた。
1989年以降は平沢ソロのバンド・メンバーとして認知したが、1990年の世界タービン・ツアー(個人的には12月2日の新宿シアター・アプル夜の部)を最後にバンドを離れた。

それから9年。

P-MODELデビュー20周年/平沢進ソロ・デビュー10周年記念書籍『音楽産業廃棄物』の準備中、版元の編集者に「そういえば、秋元一秀ってなにやってんですかね」と言ったら、怪訝な顔で「なに言ってんですか。秋元きつねでしょ。いまや大先生ですよ」と返された。
なぜか『音楽産業廃棄物』はソフトバンク・パブリッシング(当時)のゲーム書籍の部署で作られていたので、その編集者は秋元きつねとも知り合いであった。
わたしはまったくゲームをやらないので『せがれいじり』の大ヒットも知らなかった。

それからさらに15年。

平沢進ソロ・デビュー25周年記念 Project Archetype の一環としてライヴ・ヴィデオ『error』とライヴCD『error CD』をカップリングで再発するにあたり『サウンド&レコーディング・マガジン』の國崎さんに「機材解説」を依頼していたのだが、情報が足りないとのこと。では、システム周りの担当だった秋元さんに話をきこうということになったが、わたしも國崎さんも交流がない。懇意にしているMecanoの中野店長に渡りをつけてもらい、メイルで取材させていただいた。

秋元さんは國崎さんの細かな質問にもひとつひとつ叮嚀に答えてくれた。訊くほうも訊くほうだが、答えるほうも答えるほうだというくらい、双方ともよく当時のことを覚えている。取材というより、お互いに当時にことを確認し合ってるかのようだった。
秋元さんにはわたしが勝手に思い描いていた人物像をいい意味で裏切られた。

できあがったら見本盤をお送りする約束をして、電子書籍となった『音楽産業廃棄物』と『来なかった近未来』を献本した。
Amiga使いの秋元さんには『来なかった近未来』をぜひ読んでほしかったのだ。
平沢さんのユーモアについて、律儀なコメントをいただいたのは、9月8日のこと。

それからたった1か月と3週間。

IMAG1044

一昨日、見本があがってきた。
一瞬どうしたものかと躊躇したものの、やはり約束通りメーカから送ってもらうことにした。

合掌。

http://kudanwork.wix.com/kitune


http://blogs.yahoo.co.jp/adoopt_s

 

音のみぞ

突然ですが、ミニコミをやろうと思います。

同人誌でもフリーペーパーでもなく、ミニコミです。
その違いはここで論じませんが、ミニコミなので、売ります。ミニコミなので、不特定少数に売る雑誌です。不特定多数であっていけないわけではありませんが、謙虚に少部数からスタートするのでミニコミです。ミニコミもたくさん売れればマスコミです。

ご存じの方も少なくないでしょうが、わたしはミニコミ出身で、株式会社ファッシネイションという会社も『よい子の歌謡曲』というミニコミのスタッフが中心になって設立されました。
いち巡してまたミニコミをやりたくなったといっては安易ですが、いまはミニコミの時代ではないかと勝手に思ったりするわけです。
日常的に、Webのような無形のメディア(その意味ではTVやラジオも無形のメディアではありますが)に向かっている反動かもしれません。

個人的に、紙媒体から遠ざかって久しいというのもあるかもしれません。単純につまんないなぁ、つまんなかったら自分が面白がれること自分でやんなきゃ。という極めて短絡的な発想でもあります。

内容としては、 平沢進ファンジンみたいになる予定です。なんだまたソレかという向きもあるやもしれませんが、いいんです。自分が面白ければ。というのは半分ウソで、平沢ネタならそれなりに読者がいるのではないかといういやらしい計算もあります。雑誌は読まれてなんぼですから。売りもんだし。

といっても、これまでやってきたような、データベースとか、直接的な作品論とか(やってないかな)ではなく、この雑誌で扱うのは投影像としての「P-MODEL/平沢進」であり、あくまで「P-MODEL/平沢進」は触媒みたいなものなで、直接的にその話ばかりになるとは限りません。

そのため、毎回特集がP-MODEL/平沢進とは限らず、カレーの特集やスマートフォンの特集だってあり得ます。いや、それだとなんだかブロスみたいなのでやりませんけど。

あと、はっきりしておかなければならないのは、これは平沢進自身やケイオスユニオンがバックアップしたオフィシャルな平沢進マガジンではない、ということです。いわば「勝手にやってる」媒体です。

それじゃ個人誌ではないかという向きもあるでしょうし、否定はしませんが、投稿なんかは随時受け付けるつもりですし、ミニコミという以上は定期刊行物を目指します(なんて言っていいのか)。

仕様(あくまで仮)

  • 誌名: 隔月刊 音のみぞ(Inner Groover)仮題
  • 体裁: B5判/16ページ(企画によって20ページ)/オールカラー
  • 創刊日: 6月10日/偶数月10日発売(仮)
  • 発行・発売元: 株式会社ファッシネイション
  • 予価: 324円(本体価格300円+消費税24円)
  • 発行部数: 1000部
    *創刊号の予約が1000部を超えた時点で制作開始
    *5月10日までに予約が1000部に達しなかった場合は企画の変更または中止
  • 販路: ファッシネイションの通販のみ(送料82円)
    *ごく限られたショップでの販売の可能性はあり。
    *1000部以上の予約が見込める場合は流通を通す可能性あり

創刊号コンテンツ(まったくの仮)

  • 特集1: 平沢進 「これは戦争です」
    平沢進を核P-MODELへ向かわせたニュー・ウェイヴ的動機とはなんだったのか
    嗜好から主義へ 「食」はなぜ「戦争」なのか
    Gazioイヴェントでのトークやこれまの発言から探る
    ※本人インタヴューなどはありません
  • 特集2: 生井秀樹 interview & pix
  • 連載1: 音のミゾから ハロー 第1回「美術館で会ったころだろ」

コンテンツに関しては、おいおい発表して予約を募っていく予定です。

でもって、ミニコミだけではありません。
イヴェントもやります。シリーズもので考えております。
もともと雑誌連動として企画されたわけではなく、発端は別なんですが、とりあえず1回目はクロスしてしまおうということで、カメラマンの生井秀樹さんの展示とトークをやる予定。
こちらの詳細は後日。

方向は 仮り
動機も 仮り
行く先はここ
©平沢進

責任者出てこーい

twitterでサベツ発言をしたからといって、Twitter社が糾弾されたという話はあまりきかない。
糾弾されるのはtweetした個人である。
これってすごく健全なことだよなあ、といまさらながら思う。

いわゆる出版・放送の禁止用語というのは、公権力に規制されているわけではなく、メディア側の自主規制である。
経緯はいろいろあるが、受け手である個人や団体から批判・非難・糾弾されると対応が面倒だから、というのがいちばんの理由だ。
つまり、受け手は、文章を書いた個人や発言した個人ではなく、メディアを運営する組織を批判・非難・糾弾するわけである。
文章を書いた個人や発言した個人にダイレクトにアクセスする手段がない以上は仕方のないことだし、編集権を持つメディアには掲載・放送した責任が生じる。
組織が責任を取るということは、日本では無責任を意味することが多い。

しかし、誰もが投稿可能なインターネット上のメディアでは、有名・無名を問わず情報を発信した個人にほぼすべての責任が生じるし、批判・非難・糾弾の対象となるのも個人である。
twitterなり、facebookなり、Google+なり、メディア側に対応すべき責任が生じるのは、明らかな犯罪行為とみなされた投稿があった場合くらいである。

むしろ責任問題が生じるのは、本来は個人のために設計されたメディアを組織が利用する場合ではないか。
twitterの公式アカウントなどはいい例で、いわゆる「なかのひと」が個人ノリでtweetしていることも多い。
あれっていつか問題が起きるよなあ、と思っていたらやっぱり起きた。

公式アカウントを名乗りながら、個人が単に面白がってやっているようなのは、どうにも違和感があるし、いざ問題が起こった時に組織の側はどう責任を取るか考えているのだろうか。
例の事件のように、管理不行き届きを認めつつも、委託先が勝手にやったことだからと言って切り捨てて終わりではないか。
委託ではなく社員が公式アカウントを運用していて問題を起こしたとしても、表向きはいろいろ言うだろうが、実質的には誰もなにも責任を取らずに終わるのではないか。

フレンドリなキャラクタを演出することはマーケティング的にアリなんだろうけど、ほんとに意図してやろうとするなら、それなりの計画と技術が必要だ。
自分自身これまでtwitterの公式アカウントをいくつか運用してきたが、自社はともかく、他社のアカウントでは恐くて余計なことなんか言えない。
いわゆる公式アカウントでは、敢えて事務的なtweetを心がけている。
もし個人ノリを出すならクライアントと綿密な打ち合わせをして、キャラクタ設計をするだろう。

公式アカウントのなかには、tweetのあとに括弧で担当者名を入れたり、プロフィルに注意書きを記載している場合もある。
これはまだ考えられているほうだが、それならなぜ個人のアカウントでtweetしないのかと思う。
あくまで印象であり統計をとったわけではないが、海外の企業を見ると、所属を明らかにしたうえで、業務に関することも個人が個人の責任でtweetしていることが多いようだ。
日本ではソフトバンクなんかもそんな感じだが、あまり一般的ではない。
サポート窓口に言えばいいようなことをtwitterで質問してくる阿呆がいるせいもあるだろうが、組織は組織、個人は個人、仕事は仕事、プライヴェートはプライヴェートでアカウントを使い分けていることが多い気がする。
公式アカウントで悪ふざけするのは、逆に個人として外に自己をさらさないで済むからではないか。
自分自身とは「別キャラ」だからこそ、ウケ狙いのことが言える。
なんという日本的倒錯。
facebookはそうしたやり方ができにくいシステムになっているが、そのせいか日本でfacebookはなかなか広まらない。

Google+は、twitter的な「ゆるさ」とfacebook的な「かたくるしさ」の中間に位置すると言われている。
それはそうだと思う。
しかし、日本には、組織やキャラクタの裏に隠れることなく、誰もが個人として存在し、個人として発言するような文化的土壌はほとんどない。
もともとの設計思想を超えた使われ方ができる「余地」がないと日本での普及は難しいのではないかと思ったりもする。
逆に欧米には2chのような巨大な匿名掲示板がない。
あれは日本もしくはアジア特有の文化なんだろう。

などということを書いていながら、わたしもネット上で顔(比喩ではなく写真という意味で)をさらしたりしていない。
シンボル・マークの裏に隠れていると言えなくもない。
顔を出すことのメリットはまったく浮かばないがデメリットはいくらでも浮かぶ、という単純な理由に加えて、なんとなく「恥ずかしい」という性格的問題があったりするわけで、ま、自意識過剰の裏返しなんだろうけど。

潔く顔さらさないとダメですか、鎮zさん

OpenPNE3 インストール・メモ safemode対策

使用しているレンタル・サーバでOpenPNE2.x系は問題なく動いていたのだが、テストのため3.x系の新規インストールをしたところ、キャッシュを作成できないとか、エラーばっかり吐いて動かない。
最初はパーミッションやファイル所有者のせいかと思ったが、それは現象であって、原因ではない。
サーバがセイフモードで動いているせいであった。

XOOPSなんかは本体がセイフモードで動かないということはない(問題の発生するモジュールもある)のだが、OpenPNE3.x系はぜんぜんダメなようだ。
しょうがないのでCGIモードで動かすことにして、公開ディレクトリ(デフォルトはweb)の.htaccessに以下を記述。

AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php
mod_gzip_on Off

動作は悪くなるだろうが、テスト用なのでいいか。

参考サイト:
http://www.allas-one.com/blog/2009/12/22/openpne3%EF%BC%883-0-1%EF%BC%89%E3%82%92coreserver-jp%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F/
http://www.allas-one.com/blog/2010/01/24/coreserver%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8/

セーフモード対策(XREA ・ CORESERVER)

なお

セーフモードは PHP 5.3.0 で非推奨となり、PHP 6.0.0 で削除されます。

なそうなので、早くそうなってほしい。
http://php.net/manual/ja/features.safe-mode.php

(問題の発生するモジュールもある)

Twitter Weekly Updates for 2010-01-25

  • 手がかじかんでいるとキーを打つだけでなく、トラック・ボールのボールをころがすのもスムーズにいかない。まどろっこしい。
  • 「フォントの埋め込みが可能な Kindle の新フォーマット Topaz」とのことだが、Amigaユーザなら間違いなく「トパーズというフォント名」だと読み違えてしまっただろう。
  • ジャー ナリスト気取りの間抜けなブロガー(ヘンな言葉)はどうでもいいが、twitterってその仕組みとして誤読・誤解が拡大する危険性の高いメディアだって ことはよくわかる。ちょっとカンの働く人間ならその特性にすぐ気づいて、慎重になるはずなんだけどね。わからんからこそバカなのか。
  • 今年の杉花粉の量は例年の半分以下だが、症状が軽くなるのは中程度の花粉症で、軽症と重症の場合は関係なし。と、CXのニュース。ああ、わたしは軽症なんですよ。変わんないのね。
  • たまには言ってみよう。暑い。
  • 外気温14度とはいえ、調子に乗って窓を開けたらやっぱり寒い。当たり前。
  • 本日はムルギーの現状を確認してこようと思ったが、事務所からちょっと遠いので面倒になってしまった。そして鯛焼きを食べているわたしは負けですか。
  • 遅ればせながら事務所のファイルサーバに入れているUbuntuを 9.10に上げてみた。ファイルサーバのくせにGUIも入れてあるのだが、デスクトップのデザイン(見た目)がFedora12よりカッコよくなっててちょっと悔しかった。
  • なんかあったかいと思ったら、5時前なのに外気温16度。ほんとか。
  • オフラインだった夜に限って、世間では面白いことがあったらしい。こういうのって、ログ読んでも空しい。
  • 深夜放送ききながら受験勉強の気分で仕事してた。 #matsukiradio (matsukiayumu live ?

  • とうとう冬に逆戻り。ってまだ冬だけど。
  • とうとう4月に大嫌いなドコモへ乗り換えることが確定した。auはもしかして隠し球としてDroidを発表するのではという淡い期待が叶えられることはなかった。こんにちはレイチェルちゃん(Xperia X10)

  • ちなみにウィルコムは今月すでにバイバイしている。
  • もう梅が咲いてるなあ。
  • プレス・リリースに日付も入れず、本文中で「本年」とかって表現するような広報は自分がその職業に向いていないと悟ったほうがいい。この資料はいつの話なんだよ、いったい。そういう時はネット検索か。めんどくさ。
  • 100以上のパッケージをアップデートしたら、PCの調子が悪くなったので。ついでに、身体の調子も悪くなったので。本日は業務終了するので。というか、とっくに終了していたので。関係各位に告げたので。
  • 寝過ぎると賢くなるのかバカになるのか知りたい朝。たぶん適度な睡眠は脳によいが寝過ぎるとバカになる気がする。
  • そうなんです。前にも書きましたが、わたしの場合はフォローが15人を超えた段階でキャパシティを超えたので、Listを活用するようにしました。なのでフォローのほとんどはtwitterを使いはじめたころにフォローした知人関係のみという。
  • List機能ができる前からグループ化機能のあるtwitterクライアントはあったけど、使ってなかったし。最初、そういう便利機能つきクライアントがあるって知らなくて、100人以上フォローしてるひとのアタマはどうなってるのかと思った。
  • 企業や団体の公式アカウントが「個人ノリ」でtweetするのはどうも違和感がある。緊急な対応などでそうせざるを得ない場面もあるだろうが。「個人ノリ」を出したいなら、たとえば「NHKの高橋です」というふうに、ちゃんと「顔」を出すべきじゃないだろうか。
  • 覆面して、組織を楯にしたような立ち位置での「個人ノリ」じゃ、ただの悪ふざけにしか見えない。なにごとかあったら、当人はすぐ逃げ隠れし、うしろから「偉いひと」が出てきて通りいっぺんの謝罪をしそうな感じがする。
  • もっと理解できないのは、公式アカウントによるおふざけやプラヴェートの開陳を、組織の側が「新しいこと」「今どきの企業戦略」と勘違いしていそうなことである。どっかの広告代理店に騙されてるのかもしれんが。
  • 即席で作った手羽元カレーはなかなかだった。でも食べ過ぎ。タイ風、インド風に続き、今年3カレー目(誰かへ対抗)。ただし、家でカレーを作った場合、この「1カレー」の単位は作った回数であり、必ずしも1食を指すわけではなく、3食を指す場合もある。
  • また8時間も寝てしまった。バカ化が加速しそうだ。やっぱヤクのせいか。しかし、もうすぐ林野庁の絨氈爆撃が始まりそうだしな。
  • ふだんポテト・チップというものを食する習慣がないので気がつかなかったが、プレインな塩味だけの商品が近所のコンビニエンス・ストアやスーパー・マーケットの店頭から姿を消していた。
  • 「う す塩味」というのはあるが、それは塩味を薄くするかわりに化学調味料を大量にまぶすという本末転倒な加工がほどこされているもののようだ。もっと大きな店 へ行けばプレインなチップは買えるのだろうか。とかいって、ま、10代のころは「コンソメパンチ」とかばりばり食べてたわけだけど。
  • 某社のタイ特派員の報告によると、タイランドでは味の素の液体製品「U-MA-MI」が新発売され、がんがんTVコマーシャルが流れているそうだ。しかし、タイ特派員は日本語が不自由なため、この報告には誤りが含まれているかもしれない。
  • Satoshi Kon: The Illusionist by Andrew Osmond

    今 敏 研究本がアメリカで出版

  • ピーター・ガブリエルの「HEROES」でハイチ募金か。Check this out from Music For Relief –

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twitterfeedのしっぽ

twitterfeed を使って更新情報をtwitterで流していると、正しくないURLがtweetされてしまうことがある。
リンクのURLの末尾に次のような文字列が附加されてしまうのだ。
?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

XOOPSの場合はすべてのモジュールのRSS(ATOM)フィード配信でそういう現象が発生するわけではなく、このWordpressモジュールなどに限られている。
そのため、モジュール側の問題かと思っていたのだが、実はぜんぜん関係なく、twitterfeed側の問題であることがわかった。

リソース
http://webkit.seesaa.net/category/7134710-1.html
http://blog.fkoji.com/2009/11141538.html

どうやら twitterfeed の仕様変更でUTMタグが設定可能になった際、オプションにもかかわらずデフォルトで勝手に設定がなされてしまったことに起因しているようだ。
解除するには以下の手順。

1) 設定済みfeedを「edit」から編集する
2) 「Step 2: Configure Publishing Services」へと進む
3) 「Active Services」から設定済みtwitterアカウントを選択する

twitterfeed_01

4) 「UTM Tags」の設定欄に入っている文字列「Source: twitterfeed」「Medium: twitter」を削除して保存する

twitterfeed_02

これでヘンな「尻尾」のないリンクURLがtweetされる。

XOOPSのUTFなお引っ越し その2

前回はデータベースの引っ越しについてぐたぐたと書いたが、今回はXOOPSの設定などについて。

1) ファイルのバックアップとリストア

sshで入って xoops_root_path と xoops_trust_path で指定したディレクトリを丸ごとtgzで固めよう…と思ったら、root_path側は圧縮中にタイムアウトする。
負荷が高すぎるのでプロセスがkillされたようだが、たかだか2GBくらいでタイムアウトとは、どんだけ弱いサーバなんだ。
(しかし、移転先のサーバも3分以上継続されたプロセスはkillされるのでレストアでもひやひやした)
というわけでいくつかに分けてバックアップを取る。

xoops_trust_pathはそんなに容量がないが、エラーが出る。
sessionやcacheディレクトリに所有者がapacheのファイルができてしまっているためだ。
これらは削除しちゃってもかまわないのでだが、特定ディレクトリやファイルを除外して圧縮バックアップするにはこんな感じ。

まずは除外したいディレクトリやファイルを記述したファイルを用意する。

xoops_trust_path/session/*
xoops_trust_path/cache/*

こんな感じで書いて適当なファイル名(この場合はhoge)で保存。

$ tar cvzXf hoge xoops_trust_path.tgz xoops_trust_path

なお、cronで行う場合はフルパスで書かないとエラーが出ることがある。

で、固めたファイルを新サーバで展開すると。

2) mainfile.phpの書き換え

mainfile.php や.htaccess を新サーバの環境に合わせて書き換える。
たいていの場合は xoops_root_path と xoops_trust_path のフルパス、データベース名、データーベースのユーザ名、パスワードくらいで済むはず。

3) 文字コードの変換

XOOPS Cube の場合は言語ファイル以外のPHPファイルに日本語が直書きされている部分はほとんどないはずだが、モジュールによってはあったりするので、そういう日本語ファイルがあればUTF-8に変換する。
移転したサイトの場合、PHPファイルに日本語なかったが、テーマのHTMLファイルには日本語あるので、変換した。
また、言語ファイルをカスタマイズしていたり、古いモジュールなどでUTF8の言語ファイルが用意されていない場合は、langage/japanese をディレクトリごと ja_utf8 としてコピーし、文字コードを変換する。


$ cp -r japanese ja_utf8
$ cd ja_utf8
$ find . -name "*.php" -print0 | xargs -0 nkf -w -Lu --overwrite

深い階層のファイルまでいっぺんに文字コードを変更する場合には、まずスクリプトを用意。


#!/bin/sh
nkf -w $1 > TEMP
mv -f TEMP $1

これをたとえばhenkan.shというファイル名で保存し、たとえばxoopsというディレクトリ以下全体にあるphpファイルの文字コードを変換する場合。


$ find xoops_root_path/xoops -name '*.php' -exec ./henkan.sh \{\} \;

*円記号に化けている箇所はバックスラッシュ

参考
http://www.e-tsuyama.com/cgi-bin/blog/ms.cgi?ShowDiary_file=/zencart/1177140934&blogid=20&t=sketch

4) パーミッション

casheやuploadなど書き込み可能にしなくてはならないディレクトリのパーミッションをチェックして、必要に応じて変更。

5) 言語選択

cubeUtilsで、言語切換をしている場合は、以下のファイルを書き換える。
conf_ml.ja_utf8_sample.php として設定例が用意されているので、それをコピーすればいける。
xoops_root_path/modules/cubeUtils/include/conf_ml.php

日英で切り替えてきる場合は、以下のファイルの最後の部分、210〜220行あたりを書き換える。
xoops_root_path/modules/legacy/language/english/global.php

変更前

if (!defined('_CHARSET')) {
define('_CHARSET', 'ISO-8859-1');
}
if (!defined('_LANGCODE')) {
define('_LANGCODE', 'en');
}
// change 0 to 1 if this language is a multi-bytes language
define("XOOPS_USE_MULTIBYTES", "0");

※EUC環境で変更していた場合は「ISO-8859-1」ではなく「EUC-JP」に変更されているはず。

変更後

if (!defined('_CHARSET')) {
define('_CHARSET', 'UTF-8');
}
if (!defined('_LANGCODE')) {
define('_LANGCODE', 'en');
}
// change 0 to 1 if this language is a multi-bytes language
define("XOOPS_USE_MULTIBYTES", "1");

「ISO-8859-1」の部分を「UTF-8」に変更し、マルチバイトの設定を「1」にするわけだ。

6) 使用言語を ja_utf8 に変更

管理画面の「互換モジュール>>全般設定 >>使用言語」を「ja_utf8」に変更。
altsysでコンパイル済テンプレートキャッシュをクリアしておく。
altsysの「言語定数管理」での設定も引き継がれるはずだが、反映されていない場合は手動で設定するしかない、と思う。
やっていないのでわからないが、 xoops_trust_path のキャッシュファイルをなんとかすればなんとかなるかもしれない。

なお、文字化け対策としてpreloadにHoge.class.phpなんておまじないを置いていた場合は削除しておく。

< ?php define("LEGACY_JAPANESE_ANTI_CHARSETMYSQL", true); ?>

こういうやつね。

だいたいこんなところでしょうか。
先達の知恵に感謝いたします。