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わずか1行のラララ

VirtualBoxのブリッジ設定の話で、Fedoraはヴァージョンによって通ってるパスに違いがあるようなことを書いたが、Fedora 10 で Atok X3 for LInux が動かない問題も実はパスが原因であった。
基本的には Fedora 9 のインストール方法と同じで、あとは /etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf.conf のたった1行をする編集だけで、Fedora10 でも Atokは動作するのでした。
2chのみなさんありがとう。


XIM_PROGRAM=iiimx

この行をフルパスで表記


XIM_PROGRAM=/usr/bin/iiimx

謎なのは、/usr/bin/ にパスが通ってないわけじゃないこと。

rootでは

# echo $PATH
/usr/kerberos/sbin:/usr/lib/qt-3.3/bin:/usr/kerberos/bin:/usr/lib/ccache:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/home//bin

一般ユーザでは

$ echo $PATH
/usr/lib/qt-3.3/bin:/usr/kerberos/bin:/usr/lib/ccache:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/home//bin

となって、いずれも /usr/bin/ にパスは通っている。

ちなみに Atok を起動させるため /etc/rc.local に /opt/atokx3/bin/atokx3start.sh と書いていましたが、これも iiimf.conf に記述すればいいらしい。


# gnome-im-settings-daemon >/dev/null < <--デフォルトの設定をコメントアウト
/opt/atokx3/bin/atokx3start.sh >& /dev/null

関係ないが一般ユーザでは問題ないのに、root で gedit を起動すると大量のエラーを吐く。


GConf エラー: 設定サーバ (gconfd) との接続に失敗しました: いくつか発生する可能性として、ORBit の TCP/IP ネットワークを有効にしていない、あるいはお使いのシステムで古い NFS のロックがクラッシュを引き起こしたことが考えられます。これに関連する情報については http://www.gnome.org/projects/gconf/ を参照して下さい (詳細 - 1: セッションへの接続に失敗しました: Did not receive a reply. Possible causes include: the remote application did not send a reply, the message bus security policy blocked the reply, the reply timeout expired, or the network connection was broken.)

ちょっと調べてみよう。

VirtualBoxでUSBは動いたか

Fedora 8 と 10 環境での VirtualBox その2。
鬼門扱いされていたゲストOSでのUSB使用だが、意外とあっさりほぼマニュアル通りでつながった。
usbというグループを作ってユーザを追加し、fstabにファイルシステムを追加するだけ。
ただし、マニュアルにはfstabの記入例として以下のように記してあるが、Fedoraはこれではダメらしい。
(xxxはグループID)

none /proc/bus/usb usbfs devgid=xxx,devmode=664 0 0

こう書かなくてはいけないらしい。

none /sys/bus/usb/drivers usbfs devgid=xxx,devmode=664 0 0

参考サイト http://diaspar.jp/node/202
以下、手順。 usbグループを作ってユーザを追加。

# /usr/sbin/groupadd usb # /usr/bin/gpasswd -a <ユーザ名> usb

上記コマンドでは、グループのIDは自動的につけられるので確認。

$ id < ユーザ名> uid=500(< ユーザ名>) gid=500(< ユーザ名>) 所属グループ=500(< ユーザ名>),512(vboxusers),513(usb)

この例では513番だということになっているので、/etc/fstab を編集して下記1行を追加。

none /sys/bus/usb/drivers usbfs devgid=513,devmode=664 0 0
これで設定はおしまいで、ホストを再起動。 実際にUSB器機を使用するには、[設定]-[USB]-[デバイスからフィルタを追加する] を選択すると、自動的に現在接続中のUSB器機がリストアップされるので、使用したいデバイスを選択する。

 USB

ちなみに上記はHDDカメラをつないだところで、Linuxホスト上で「不明なデバイス」となっていても、ゲストOSであるWindowsXPではちゃんと認識された。
なお、うっかりUSBマウスやキーボードをフィルタに追加するとホストOSに戻ってこなくなる。
USBマウスやキーボードはUSBの設定をしなくても、フツーに使えます。

VirtualBoxはブリッジしたか

毎度律儀にアップグレード料金を払いながらかれこれ10年近く VMware Workstation を使ってきたが(調べてみたら99年にライセンス・キイを購入した記録があった)Linux版はカーネルのヴァージョン・アップをすると、モジュールのコンパイルでコケたりするので、その対策が面倒なのである。
これまでもany-anyさんのおかげでなんとかなってきたようなものだが、自分の力量ではFedora10じゃいかんともしがたく動かない。
Fedora8でもVMwareWorkstation6.xは動くが、5.5xは動かなくなってしまった。
わたしがライセンスを持っているのはWorkstation5.5で、6.xへのアップグレードは様子見していたのだが、これを機会に VirtualBox を試してみることにした。



2008年9月23 日リリースの VMware Workstation 6.5 からはvmware-config.plが廃止され、モジュールのコンパイルは不要となりました。
(2008/12/20追記)


VirtualBox はドイツの InnoTek社が開発したオープンソースの仮想化ソフトで、現在はInnoTek社を買い取ったサン・マイクロシステムズが個人用途には無償で配布している。
これまではVMwareに劣る点として、仮想マシン(ゲストOS)でのブリッジによるネットワーク接続やUSB機器の使用の設定がめんどくさいということが挙げられてきたが、2.0になって格段に使い勝手がよくなったと評判である。
….ほんとか!?
というわけで、Fedora8とFedora10で試してみた。

●Fedora8 篇

まずはこちらからFedora8用のRPM版をダウンロードしてインストール。
http://www.virtualbox.org/wiki/Linux_Downloads

今回はゲストOSとし てWindowsXP Professional をインストールしておいた。
ゲストのインストール後は、VirtualBox の [デバイス]メニューから [Guest Additions のインストール] を選択。
仮想CDがマウントされるので、ゲストOSであるXPのCD/DVD-ROMドライヴにアクセスし、Guest Additions をインストール。
VMwareにおける VMware Tools と同じで、グラフィック・ドライバやキーボード/マウスの自動キャプチャが有効になる。
体感速度や使い勝手も VMware とあまり変わらない。
いくぶん軽快になったような気さえする。
気がするだけかもしれないが。


VirtualBox2.1で以下の設定は不要になりました。
(2008/12/19追記)


さて、ブリッジの設定だが、まずはマニュアル通りに。
http://download.virtualbox.org/virtualbox/2.0.6/UserManual.pdf

bridge-utils をyumでインストール。
以下、rootになって作業。


# yum install bridge-utils

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-br0 というファイルを(なければ作って)編集。
以下を書き込む。


DEVICE=br0
TYPE=Bridge
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 というファイルを(なければ作って)編集。
すでにある設定情報の最後に以下を書き足す。


BRIDGE=br0

ネットワークを再起動する。


# /sbin/service network restart

VirtualBox の コマンドユーティリティを使ってインタフェイスを追加する。


# VBoxAddIF vbox0 < ユーザ名> br0

ここでエラー。


/usr/bin/VBoxAddIF: line 220: ifconfig: command not found
Failed to add the interface "vbox0" to the bridge "br0".

Fedora8はデフォルトでは /sbin にパスが通ってないのでコマンド ifconfig が見つかりません、とのこと。
パスを通す。


# export PATH=$PATH:/sbin

それでもエラー。
そうか、su で root になっても一般ユーザ用のパス設定が引き継がれてしまうわけか。
– オプションでrootの初期設定を読み込ませる。


$ su -

再びコマンド VBoxAddIF で設定。
こんどはうまくいく。
次は仮想マシンのネットワーク・デバイスの設定をする。
GUIの設定画面からでもできるのだが、マニュアル通りにコマンドラインから。


# VBoxManage modifyvm "< 仮想マシン名>" -hostifdev1 vbox0

しかし


Could not find a registered machine named '< 仮想マシン名>'

というエラーが出る。
おまけに、VirtualBox を起動しようとすると


VirtualBox COMオブジェクトの作成に失敗しました。

というエラーが出るので以下で対処。


# rm -r --f /tmp/.vbox-< ユーザ名>-ipc/

VBoxManage は root でなく一般ユーザでいいらしい。
しかし結局、CUIではうまくいかないのでGUIから操作する。

bridge

[設定]-[ネットワーク]-[アダプタ1]
[ネットワークアダプタを有効にする] チェック
[アダプタ タイプ] PCnet-FAST III (Am79C973) *デフォルト
[割り当て] ホスト インターフェース
[接続] チェック
[インターフェース名] vbox0

さて、これでもうまくいかない。
ホストOS側のファイアウォールの設定で仮想ネットワークカーネルドライバ(トンネリングデバイス)のTUN/TAPを許可しなくてはいけないらしい。

firewall

Gnomeの [システム]-[管理]-[ファイアウォールの設定]-[信頼したインターフェース] で tun にチェックを入れて適用する。

これでようやくブリッジ・ネットワークが有効になり、ゲストOSの WindowsXP もSamba経由でホストOSのFedora8とファイル共有できるようになった。

●Fedora10 篇

設定の流れはFedora8と同じ。
Fedora10ではFedora8のようなパスの問題はなく、CUIから VBoxManage によるデバイス設定も問題ない。

だが、ファイアウォールの設定をしても tun にパーミッションがないと叱られる。
ユーザグループを作るほうが正統なのだろうが、パーミッションを変更しておく。
再起動しても問題ないようだ。


# chmod 0666 /dev/net/tun

しかし、いったんはブリッジ・ネットワークに成功したものの、再起動するとつながらない。
あれこれいじくっていて、ゲストがネットにつながったと思ったら、こんどはホストがつながらなくなったりする。
Fedora10では「ネットワーク環境が大幅に改善」したらしいが、どうもそのせいらしい。
まずは NetworkManager を切ってみる。
…あまり関係ないようだ。
数時間格闘してわかったことは、ネットワーク・デバイスの起動順序に問題があるようだということ。
network を再起動すればうまくいく。
VirtualBox とは関係ないが、実は nmb の起動もコケていて Samba が機能してないことがわかる。
抜本的解決ではなく、場当たり的で非常にみっともないが、以下のコマンドを /etc/rc.local に書き込んでおく。


#network再起動
/sbin/service network restart
VBoxAddIF vbox0 < ユーザ名> br0

#nmb再起動
/sbin/service nmb restart

これでなんとか Fedora10 の VirtualBox でもブリッジが機能するようになったが、不細工なのでもっとスマートな解決方法を探りたい。
ファイアウォールとデバイスの起動順の問題でけっこうはまって時間がかかってしまい、これを読むと、なんだかしちめんどくさい印象を受けるかもしれないが、方法さえわかれば実は簡単である。
次はUSBか。

参考サイト
http://diaspar.jp/node/202
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022911/tec/suse/virtualbox.htm
htthttp://d.hatena.ne.jp/kakurasan/20070708/p1
http://superlinux.blog50.fc2.com/blog-entry-19.html

ZERO3はダイアルアップしたか

Fedora8でウィルコムのW-SIMを使った接続をしようとしてどうもうまくいかない。
Advanced/W-ZERO3[es] やDD (WS002IN) を使った方法は検索すればぞろぞろ出てくる。

http://techno-st.net/2008/05/30/fedora-9-wzero3.html
http://blogs.dion.ne.jp/terasan/archives/2642269.html
http://niw.at/articles/2007/06/26/ws002in_ubuntu/ja
http://yuki-lab.jp/linux/eeepc.html#dd

ディストリビューションや環境によっては、モデムとして認識させるのにあれこれやらなかったりするようだが、幸い自分の環境では

/sbin/lsmod
/sbin/lsusb
/bin/dmesg

いずれのコマンドでも幸いちゃんとW-ZERO3もDDも認識されていることがわかる。
ログを見るとどうもダイアルアップの途中でコケているようだ。
初期化コマンドがダメなのかとか、いろいろ試したがだめ。
さんざん格闘して数時間。
結局、もっとマヌケな理由であることがわかった。

Gnomeの「ネットーワーク設定」の「モデム接続」には「接頭番号」「市外局番」「電話番号」とあるのだが、この「接頭番号」に数字を入れちゃダメだったのだ。
「接頭番号」は空欄にして「市外局番 0570」「電話番号 570-710##64」と入れたらうまくいった。
な〜んだ、である。

なお、GNOME PPP の利用を推奨する記述がよく見受けられるが、Fedora8の場合は、どうもかえってうまくいかないようだが、これは自分のせいかもしれない。
あ、そういえば内蔵モデムで接続したことって、1度もないな。
こんど試してみよう。

Fedora10 Preview Release は雪辱を果たしたか

Fedora10 Preview 版 が11/4にリリースされたので、インストールしてみた。

ここ数年は最新版を追っかけることもなくなっていたし、11/25の正式リリースを待ってもよかったのだが、Fedora9があまりにダメだったので、次期ヴァージョンが気になっていたのだ。
これがダメだったら、もうUbuntuに乗り換えちゃおうかな、くらいの気持ち。
あと、そろそろ64bit版に切り替えてみようかという気もあったので試してみたかったというのもある。

さて、ちょっと空き時間ができたのでインストール…くらいの軽い考えでいたのだが、そううまくいかないのが世の常。
インストールDVDをぜんぜん認識しやがらない。
DVDから起動はできるのだが、インストーラが「ディスクがないよ〜」とか言う。
Fedora6か7の時はインストーラにバグがあったので、そのせいかと思っていろいろ試してみたが、結局、丸一日費やしてわかったことは、己のDVDドライヴが壊れていた…ということである。
これ、ぜんぜんFedoraのせいじゃありません。
翌日、3000円の格安マルチドライヴを入手して再度挑戦。
VMでもよかったのだが、やっぱ実機じゃないとわからんことも多いのでね。

んー、いい感じにまとまっているのではなかろうか。
ひととおり使ってみて大きな不具合はなし。
はしばしに細かい気遣いが感じられる。
たとえば、わたしはFedora9をインストールした際のパーティションがそのまま残っていたので、Linuxユーザがよくやるように、/homeディレクトリ用パーティションは残したまま、/(ルート)ディレクトリ用パーティションその他をフォーマットして新規にインストールしたのだが、F9と同じユーザを作成すると、前回使用したホーム・ディレクトリを再利用するかどうかをシステム側が尋ねてきたりする。
これはF10特有の機能ではないのかもしれないが、いつも古いホーム・ディレクトリを再使用する場合にパーミッションの設定などが手間だったりするので、こうした配慮は嬉しい。

Fedora9で問題になった日本語環境も、SCIM+Anthyが問題なく動作していて、こうやって文章を書ける。
フォント回りはデフォルトでもまあよいが、いつも使ってるフォントはいくつかインストールした。
(Fontmatrixってフォント管理が非常に簡単になるなあ)

ただ、残念なのは、Atok X3 for Linux が通常のFedora9までの方法では動かないこと。
なにか解決策はあるのだろうが、今のところ見つかっていない。
cannaの時代に比べればAnthyはかなりいいとはいえ、やはり仕事で使うにはキツい。
慣れの問題もあるだろうと、こうして使ってみてはいるのだが、妙な変換が多い。

ネットワーク設定(特にワイヤレス)周りが大幅に改善されたらしいが、インストールしたマシンは有線LANのみのデスクトップなのでその恩恵は被っていない。
SELinux の存在感が増して、なにをやるにもしゃしゃり出てくる。
慣れれば有用なセキュリティ・ツールなのだろうが、不勉強だし、テスト環境だし、とりあえず邪魔なので、ま、いいやと無効に。

インストールした直後はGTKだったかGnomeだったかでエラーを吐きまくっていたが、アップデートを繰り返しているうち安定したようだ。
Gnomeのサウンド設定が反映されなかったり、イベント音にノイズが乗ったりするので、alsaのせいかと思ったが、Audaciousはalsaを出力プラグインにしていても問題はない。
alsaのオーディオバックエンド phonon に問題があるのか、KsCDの再生でもノイズが出る。
しかもく、データベース検索に失敗するのは、謎。
FirefoxのサウンドプラグインもXineではノイズがひどいのでMplayerに替えてみた。
使っている HDA Intel CMI9880 (C-Media)は 以前のヴァージョンでもノイズが乗りまくっていたことがあったけど、あとで改善されたので、期待。

MP3やDVDなどパテントに問題のあるライブラリなどは、すべて除外されたが、非公式リポジトリを使えば問題なし。
しかも、以前は競合が問題になった Freshrpms Livna Dribble が統合されて、RPM Fusion というのが発足したので、便利になった。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/11/04/011/index.html

Firefoxが使ってるうちにどんどん重たくなってくるのは、FedoraとFirefoxどっちの問題か。
メモリは余っているのだが、CPUの占有率が高い。

VMwareがany-anyを使ってもコンパイルできないが、これはいつもの問題だ。
有料版のWorkstationを長年使っているが、もうヴァージョン・アップはやめて、VirtualBoxに乗り換えようかな。

もろ「雑感」というより「メモ」のような原稿になってしまったが、とりあえず正式版のリリースに期待。
Atokが使えるようになれば、F8から移行してもいいかなと思う。

PhotoRecでリヴァイヴァルしたか

PhotoRecというLinux用のファイル復元ツールは非常に有用だった。

http://www.cgsecurity.org/wiki/PhotoRec
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/987photorec.html

消してしまったMPEGファイルを復元するために使ったのだが、イッツ・ア・マジック!! イッツ・ア・ミラクル!!
まさかこんなにうまくいくとは!!
ただ、パーティション内の過去に消去した全MPEGファイルがなぜか60GBもの1ファイルになって復元されてしまい、これは困った(笑)。
Avidemuxでも読み込めないため、これじゃあ意味なしかと思ったが、MPEGファイルの自動分割設定、自動インデクス設定をしたらばうまくいったのでした。

ID3タグの文字化けは解消したか

MP3プレーヤを新調してみた。
2年半ほど使ってきた LUXPRO の Top Tangent のバッテリが1時間ももたなくなってしまったのである。
Top Tangent は「iPod shuffleのバッタモン」と言われた商品で、そのいかがわしさとアップルをコケにした態度がよろしくて買ったのであるが、LUXPRO の商品は日本市場でほとんど見かけなくなってしまった。
Top Tangent
http://www.luxpro.com.tw/English/product/Top_Tangent.htm

最初は engadget で見て発売前から気になっていた Iriver の Lplayer にしようかと思っていた。
Ogg Vorbis にも対応してるし、デザインもよろしい。
Lplayer
http://www.iriver.co.jp/product/iriver/lplayer/

でも、動画はそんなに見ないだろうし、結局はコスト・パフォーマンスで Trancend の T.sonic 850 8GB (TS8GMP850) にしてしまった。
製品として面白みはないが、なかなかよいB級の匂いがする。
USBマスストレージとして扱えるので、小賢しいソフトは必要なく、Linuxでも問題ない。
ちゃんとパッケージには対応OSとしてLinuxも書いてある。
にしても、1ギガ1000円とはいい時代になったものだ。

T.sonic850
http://www.transcend.jp/Products/ModDetail.asp?ModNo=194

高機能や多機能は求めていないので、性能的には充分である。
音質は個体によって当たり外れがあるといクチコミを目にしたが、手持ちのヘッドホンで聞いてみたところ、許容範囲。
まあ、こんなもんだろう。
Top Tangent に比べると遙かにマシ(苦笑)。
ただ、最大音量が小さすぎるかな。
ファームウェアの改善でなんとかしていただけると嬉しい。

どうしても気にくわないのが日本語フォント。
Top Tangent もそうだったのだが、輸入食材のラベルに使われているような、東南アジアのホテルの日本人向けガイドに使われているような、バッタモン臭い明朝体である。
今どきフリーフォント(商用利用できるかどうかはわからないが)でもずっとマトモである。
英語もいかがなものかというフォントなので、あんま考えていないのかも。

さて、プレーヤの問題でなく困ったのがMP3のID3タグの文字化けである。
わたしのPCに入っているMP3ファイルは、リッピングした時期や環境によってファイル名およびタグの文字コードが EUC, Unicode, Shift JIS と混在しているうえに、タグのヴァージョンもまちまちである。
調べてみると、ID3 Ver2.x以降はUnicodeに統一されたそうなので、今のLinux環境に合わせてしまえば問題ないはず。
検索すると、文字コードの一括変換にはiTunesを使うのが簡単かつ便利とかあちこちで書いてあるので、試してみたが、化けたもんは化けたままである。
そもそもWindows環境で読み込むとファイル名からして化けてたりするし。
(ふだんはファイル名に日本語は使わないのだが、MP3はリッピング・ソフトが自動的に日本語にするのでそのままである)

そこで使ってみたのが、EasyTAGというLinux用のID3タグエディタ。
Fedoraに標準搭載されているにもかかわらず、これまで使ったことがなかったが、意外と使える。

http://easytag.sourceforge.net/
http://linuxsalad.blogspot.com/2007/07/easytagid3.html

「%g/%a/%b/%t」とか「%a_-_%b_(%y)/%n_-_%a_-_%t」とか、規則に沿ってタグを書き換えることができる。
自分でルールを作ることもできるが、だいたいプリセットでうまくいく。
特に便利なのが、MP3ファイルの情報を元にCDデータベースを検索し、タグを付け直す機能。
手動検索で日本語は苦手っぽいけど、アルバム単位なら自動検索でけっこうヒットする。

これでPCでも携帯プレーヤでも文字化けなし。
めでたしめでたし。

ブラザーは編み機だけじゃないと今さら言ってみる

電気製品の買い物相談はよく受けるほうだ。
そんなに詳しいわけでもないのだが、家電は好きなので、自分で使うものではなくても買う気になってあれこれ調べるのは楽しいし、他人の買い物で自分の物欲を代償行為的に満たしているとも言える。
時に仕事に役立つ情報を得ることもある。

先日も、親戚から普通紙でコピーの取れる、電話兼FAXはないかときかれた。
そりゃあある。
2年ほど前に自宅で使うために似たようなジャンルで商品を探したことがあったので、その時に気に入った製品の最新版を薦めることにした。

シャープ UX-MF25CL
http://www.sharp.co.jp/products/phone/multi_fax/prod01/uxmf25cl/

これで最安値が17500円というから、いい世の中になったものである。
依頼主はPCを使わないので、プリンタ機能やスキャナ機能は不要なのであるが、家庭向けのいわゆるフラットヘッド型の場合、電話・FAX・コピーだけというのはどうもなさそうだった。

さて、他人にシャープを薦めていながら、実は2年前にわたしが買ったのは、シャープではなくブラザーの製品である。
2年前には、プリンタ・スキャナ・コピーの一体機に、さらに電話・FAXがつき、ネットワークに対応しているような家庭向け商品は、ブラザーしか出していなかったのである。
もちろん業務用のデカいものはいくらでもあったし、事務所では使っていたが、そんなものは家庭に置けない。
シャープはデザインも機能も気に入ったのだが、1台で済ませるには機能が足りなかったのである。
そこで、選んだのがこの機種。

830CLN
http://www.brother.co.jp/product/mymio/info/mfc830cln/

買う前に調べたクチコミ情報には一体型はよくないとか、プリンタ・スキャナ・コピーと電話・FAXは別々に買うべきだという話もあり、実際、この機種のプリント画質は貧弱だが、わたしは自宅で写真のプリントなんかしないし、モノクロでもかまわないくらいなので、充分なのだ。
(そもそもプリント自体あまりしないので、自宅にプリンタがなかった期間も長い)
ただ、評判通り(?)子機の音質は悪く、ヘンな反響音があって違和感を覚えたが、アナログなのでしょうがない。
買ったすぐあとにデジタル子機の新製品が出たので、その点は改善されたであろう。

無線LANにも対応した現行機種はこちらのMFC-870CDN
http://www.brother.co.jp/product/mymio/info/mfc870cdn/

さて、それでは、他社からも同機能の製品が出ている今、もし自分が買い換えるならどうするかというと、やっぱりブラザーにするであろう。
なぜにそんなにブラザーに拘るか。
なんとブラザーの複合機はLinux用ドライバを自社提供しているのである。
しかも、プリンタだけではなく、スキャナ、FAXのドライバもあり、もちろんLAN対応である。
これはかなり偉いと思う。
http://solutions.brother.co.jp/support/os/linux/index.html

ブラザー以外に複合機のLinuxドライバを提供しているメーカはたぶんないんじゃないかな。
プリンタドライバだけだってそう多くはない。
Linuxザウルス向け開発環境を提供しているのなんかも、すごく偉いと思う。
http://www.brother.co.jp/dev/mwprintersdk/tool6/index.htm

シャープの上記製品なんてMac用ドライバすら提供していない。
(プリンタ部分はHPのOEMらしく、HP用の汎用ドライバでプリントだけはできるらしいが)
かつてZaurusでLinuxを採用した企業とは思えないていたらくである。

ところが、こんなに偉いブラザーだが、Linuxコミュニティですら、そんなに話題になっているわけではない。
もったいないと思う。
もっと評価すべきだと思う。
だが、そうならない理由もわかっている。

Linuxはサーバ用途や組み込み用途ではそれなりに普及したが、いわゆるデスクトップOSとして実際に日常的に使っているというひとは、非常に少ないのである。
特に英語圏以外では少ない、と思う。
「遊び用」「PCの勉強用」にWindowsマシンの別パーティションにインストールしているユーザはそれなりにいるだろうが、メイン・マシンにLinuxだけ入れて日常的に使っている事務職の人間というのは非常に稀であろう。
サーバ用途や組み込み用途では、プリンタなんかは普通使わない。
だから需要がないし、評価もされないのは当然なのだ。

こういう状況になったひとつの原因は、2000年前後の「Linuxブーム」があると思う。
あの時、これはマズいなあと思ったものだ。
当時、デスクトップOSとしてLinuxを使うには、まだまださまざまな「努力」や「我慢」が必要であるにもかかわらず、世間的には「Linuxはカンタン」「誰でも使える」「これからのWIndowsの代替OS」というような持ち上げられ方をした。
ぜんぜんそんなことないのに。
結果、試しにLinuxを使ってみた多くのひとは「ウソじゃないか」「ぜんぜん使えないぞ」と思い、以後、Linuxに触れることはなかった。
浮かれた企業もLinuxから手を引いた。

だがしかし、今やほんとにLinuxは誰でもカンタンに使えるWIndowsの代替OSになった、とわたしは思う。
自分でWindowsをインストールできるひとなら、Linuxもインストールできるだろうし、Windowsを使えるひとなら、Linuxも使えると思う。
もちろん「慣れ」の問題はあるし、勝手は違うと思うが、難易度は違わないと思う。

その証拠に、昨年から話題の「UMPC」「ネットブック」「ミニノ−ト」と呼ばれるのラップトップ(パームトップ)PCには、海外ではLinuxが採用されるケースが多い。
実際、Webやメール、ワープロや表計算、動画再生程度なら、Linuxで充分なはずだし、誰でも使えるのである。
(ほんとはそれ以上のことだってだきるし、Linuxのほうが優れてる点はたくさんあるけど、今は敢えて言わない)

しかし、ASUSのEeePCもHPの2133も何故か日本版はWindowsだけである。
それだけ日本ではWindows信仰が強いのか、Linuxは日本では商売にならないと判断されているのか、はたまたLinuxでは日本語処理に問題があると誤解されているのかはわからない。
ちっちゃなマシンのちっちゃなキーボードに、わざわざローマ字変換に不要な日本語キートップを用意したりするメーカがあるくらいだから、要は「考えすぎ」なのかもしれない。
こういうのは、シャープがLinux(Zaurus)を捨ててWindowsMobile(W-ZERO3)に走ったのと同根かもしれない。
なんかね、もったいないですよ。

でも、WILLCOM03でATOKを捨て、懐かしのワープロ「書院」の末裔「ケータイ書院」を採用したあたり、シャープもなかなか過去の資産を大切にしているではないか……と思ったのだが、なんか評判悪いみたいね(苦笑)。

Firefox3とIPAフォント

Firefox3の正規版がリリースされた。
Fedora9やUbuntu8.4ではβ版のころ既に標準ブラウザにしていたことだし、対応プラグインもかなり出揃ってきたので、インストールしてみた。

レンダリングエンジンが大きく変わったとかで、フォントの表示もなんか違う。
困ったのはIPAフォントやIPAモナーフォントにアンチエイリアスがかからないことだ。
IPA+Mフォントだときれいに表示されるし、見出し部分だけ汚かったりするので、ローカルな問題かもしれない。
フォント周りは自分でもよくわからないくらいいじっているので、OSをクリーンインストールした状態で入れてみないと、どこに問題があるのか、よくわからない。

しばらくはいじりながら慣らし運転してみることにする。

夏はsensorsでチェック

実はハードディスクを新調した際に、CPUも新調していた。
ちょっと上のクラスに載せ替えようと思ったのである。
マザーボードのCPU対応リストにはない型番だが、
もろもろ鑑みてイケそうだと踏んで買ってみた。
ついでにクーリングファンも買った。

実は、CPU買い換えの動機は、グレードアップというより、熱対策だったのである。
それまで使っていたCPUは、夏場は特に頻繁に落ちていた。
OSのログやBIOSを見ると、CPUの温度が75度とかなっていたりする。
このCPUは買った時から50度以上になることがよくあり、
どうもハズレだったくさいと思っていたのだが、昨夏はいよいよダメかという気がしていた。

なので、今年も暑くなる前にCPUを換装してしまおうと考えていたわけだ。
しかし……そのCPUは動作しなかった。
メーカの対応リストは正しかったのだ。
あーあ。

しょうがないので、クーリングファンだけ交換してみた。
もうけっこう長い間使っていて埃が溜まって汚いし、冷却効果も落ちていそうだ。

Linuxの sensorsコマンドでCPU温度をチェックしてみる。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/743hwmonitor.html

起動直後
CPU Temp: +33.0°C (high = +80.0°C, hyst = +75.0°C) [CPU diode ]

ウィンドウをたくさん開いてもろもろ作業中
CPU Temp: +44.0°C (high = +80.0°C, hyst = +75.0°C) [CPU diode ]

何度か見てみたが、だいたいこの範囲には収まっているようで
すこぶる調子がよい。
温度が低いとCPUのパフォーマンスも上がる。

だが、これはどういうことかというと、CPUがハズレだったのではなく、
クーリングファンがハズレだったか、自分の設置方法がダメだったかということだ。
つまり、悪いのはわたし?

教訓:
安易に買い換えるよりメンテナンス